ド・フェラン引退、代わりにペンスキーにはホーニッシュ

2003.08.27 自動車ニュース

ド・フェラン引退、代わりにペンスキーにはホーニッシュ

2003年8月25日、CARTで2度チャンピオンを獲得し、インディアナポリス500でも優勝したブラジル人ドライバー、ジル・ド・フェランが今シーズン限りで引退することが明らかになった。
代わって名門チーム・ペンスキーのシートには、2年連続IRLチャンピオンのサム・ホーニッシュJr.がつくことも発表された。

1967年生まれのド・フェランは、レーシングドライバーとしてのキャリアをブラジルで始めた後、渡欧。1992年に英国F3チャンピオン獲得、翌年からは国際F3000に出場するかたわら、F1ウィリアムズ・ルノーチームのテストを行うなどしてきた。
1995年には再度大西洋を越え、今度はアメリカのCARTに挑戦。チーム・ペンスキーに移籍した2000年、2001年と同シリーズのタイトルを連取した。
2002年、ペンスキーのIRL転向とともに、この全戦オーヴァルで行われるシリーズに参戦を始め、2003年は第13戦を終えた時点で、インディアナポリス500での勝利を含め2勝。ドライバーズランキングでは、チームメイトのエリオ・カストロネベスの後ろ、2位についている。

アメリカン・フォーミュラシリーズで通算11勝をあげたド・フェランは、「チーム・ペンスキーにおける私の経験は、疑いもなく人生において最高だった」と、数々の勝利をともに勝ち取ったチーム・ペンスキーでのキャリアを振り返った。そして、「今シーズンが終わるまで引退のことを口にしないつもりでいたが、この場で私が引退することを正式に決め、有能なドライバーを獲得できることが、チームにとって最も重要だと思った。そして最高のドライバーであるサム(ホーニッシュJr.)が加わることとなった」と、引退を決意した経緯を説明した。

その「最高のドライバー」と称されたサム・ホーニッシュJr.は、一部でウワサされたストックカーレースシリーズ「NASCAR」へ移籍するのではなく、フォーミュラ残留を決めた。
若手アメリカ人ドライバーで一番元気のいいホーニッシュJr.は、2001年、02年とIRLでタイトルを2連覇し、2002年には年間最多勝(5回)を記録。通算勝利数でもシリーズ最多9勝をマークしている。

2004年、オープンホイールで118勝を収めた強豪ペンスキーのステアリングは、1975年生まれのカストロネベスと、1979年生まれのホーニッシュに託される。

(webCG 有吉)


2年連続IRLタイトルを獲得した若き(&シャイな)アメリカ人、サム・ホーニッシュJr.が、ド・フェランの後を継ぎペンスキーをドライブする(写真=ゼネラルモーターズ)

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