「アイドリング時のエンジンの回転数」

2003.08.22 クルマ生活Q&A エンジン

「アイドリング時のエンジンの回転数」

1988年型「オースティン・メトロ」に乗っています。最近、エンジンが十分暖気されている状態でも、アイドリング時にエンジン回転が一定せず、タコメーターもぐらぐらしっぱなしで、ほっておくとエンストしてしまいます。信号待ちなどでも、ときどきスロットルペダルを踏んでふかしていなければならなくなってしまいました。エンジン自体がもうだめなのでしょうか?
それから、エンジンオイルを2ヶ月前に変えたばっかりなのに、もうミニマムのラインをきってしまいました。修理工場のヒトは、「オイル漏れはなかったので、燃えている可能性がある」といいます。一応、“オイルが燃えるのを防ぐオイル”を混入しましたが、まめにエンジンオイルを足すしかないのでしょうか。
(東京都・MAさん)

お答えします。アイドリング時にエンジンが不安定になり止まってしまうのには様々な原因があります。MAさんがおっしゃる症状から判断すると、エンジンの燃焼室内に多量の未燃焼ガスが入り込んでいる可能性があります。

オイルが減るのは、エンジンオイルが燃えてしまっているからなのです。なぜ燃えてしまうかというと、エンジン内部がすり減ってすき間が大きくなり、オイルがすき間から燃焼室へ入ってしまうからなのです。「オイル上がり」や「オイル下がり」といわれる症状です。
たとえば、シリンダーとピストンのすき間が大きくなると、燃焼したときに、すき間から未燃焼のガス(ブローバイガス)が漏れます。このガスは高濃度のHC(炭化水素)なので光化学スモッグの原因にもなります。排出ガス対策の一つとして、それを大気に開放せず、もう一度吸気側から吸わせて燃やすシステムになっています。

ところがブローバイガスが多量に発生すると、完全に燃やすことができません。そのうえ、アイドリングでは空気の量が少ないので、ますます燃焼状態が悪くなります。これがアイドリングが不安定になる原因の一つではないかと思うのです。

対策として、エンジンオイルの粘度を硬いモノにすれば、多少ですが、改善します。またグレードの低い安いオイルは燃えやすく、オイルの減りが早くなりますから、少々高価なオイルを入れてみて下さい。減り方も変わるはずです。
とはいえ、根本的な解決には、エンジンをオーバーホールするしかありません。