第61回:夏こそ北海道!「千春の家」を見てきたぜ

2003.08.21 エッセイ

第61回:夏こそ北海道!「千春の家」を見てきたぜ

■好かれてるのか……?

「ながーい夜にぃ〜」と口ずさみつつ、北海道に行ってきました。といっても仕事で。詳しいことは『ラピタ』(小学館)が出てから書きますんで、まずは余談を。

取材では、道東を「フェアレディZ」でまわってきたんだけど、足寄(アショロと読む)を通ったらね。「千春の家」というのがあったのだ。興味ない人は興味ないんだろうけど、“千春”とはつまりそこ出身の歌手、松山千春のこと。俺結構好きなんで。
そこらじゅうに看板があるんでつい見てたんだけど、実物は記念館でも、あたりまえだが史跡でもない「単なる実家」。そのうえ、誰も住んでなかったみたい。

面白いのは、デカい看板というか絵があったこと。しかも“ハゲ時代”の千春さんもね。いやー、好かれてるんだろうか笑われてるんだろうか。較べるのもナンだが、ムネオの件もあるし……。

■白黒ハッキリ

昔聞いた話だと千春さんってのは、オヤジさんが『とかち新聞』ってのを出してる人で、この方がかなり“左寄り”というか骨太の開拓人であり、ジャーナリストでもあったらしい。実際、千春さん本人も政治的な発言が結構多い。

“ムネオ派”ってことはタマらんけど、俺はこういう人が嫌いじゃない。白黒ハッキリしてるという点で。今の日本は減点社会っつうか、なんかすると足を引っ張る社会だから、まずは自分の意見をいわず、人の意見を聞いてから計算して発言する人が多いよね。政治家しかり、一般人しかり。
でも、本来違うと思うのだ。まずは自分の意見をいう。そういう人の方が俺は好き。

でね。北海道で「千春の家」を見て、北海道という厳しい環境、開拓時代があったゆえに「こういう人も生まれたんだろうなぁ」って、ちょっと思ったりしましたね。

(文=小沢コージ/2003年8月)

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』