WRC、バーンズはスバルへ復帰、マキネンは今季で引退

2003.08.20 自動車ニュース

WRC、バーンズはスバルへ復帰、マキネンは今季で引退

2001年の世界ラリー選手権(WRC)チャンピオン、現プジョードライバーのリチャード・バーンズが、古巣スバルチームへ戻ることが、2003年8月18日に発表された。契約期間は2年。2004年、スバルは、ペター・ソルベルグとバーンズを擁し勝利を目指す。
あわせて、ラリー史上初の4年連続タイトルを獲得したトミ・マキネンが、今シーズン限りで引退することも明らかになった。

■2度目の“復縁”

2001年に「インプレッサ」を駆り、初のイングランド出身WRCチャンピオンとなったバーンズにとって、スバルへの復帰は2度目となる。

1993年、スバルで英国ラリー選手権チャンピオンを獲得。1994、95年とWRC数戦に参戦するかたわら、アジア・パシフィック選手権にも出場し、同シリーズをランキング2位で終えた。
1996年に三菱に移籍するが、1999年に再びスバルへ。以後の3年、スバルでWRC 8勝、2001年ドライバーズタイトル奪取という活躍をみせた。
2002年からはプジョーに籍を移し、2003年は第9戦を終えた時点でランキングトップ。しかしプジョーでは勝利に恵まれていない。

一方のスバルは、2003年は新型インプレッサで思うような成績を残せていない。第7戦キプロスラリーでソルベルグが勝ち取った1勝のみ、マニュファクチャラーズランキングでは4位(第9戦終了時点)とやや沈んでいる。

バーンズとスバル、かつての“黄金コンビ”再結成でスバル復活はなるのか。

■偉大なドライバー、キャリアに幕

今年32歳のバーンズ移籍のかげには、偉大なるチャンピオンの引退表明があった。
39歳のフィンランド人マキネンは、今年11月に行われる最終戦を最後に、16年にわたるWRCドライバーとしてのキャリアに終止符を打つ。

1985年から国内選手権に参戦、その間、三菱、フォード、マツダ、日産などを渡り歩いた。転機が訪れたのは1994年。その才能に目をつけたフォードが「1000湖ラリー」(現在のフィンランドラリー)にマキネンを抜擢、優勝を飾ってしまうのだった。
1995年は三菱に籍を置き、1996年から99年にかけて前人未到の4年連続タイトル連覇を達成。通算勝利数は24回を記録する。
2002年、スバルに加入し、はやくも開幕戦で優勝を掻っ攫ったことは記憶に新しい。2003年は未勝利で、第9戦までランキングは8位だ。

「辞めるべき時期を選ぶのは楽なことではないが、私は自分がWRCで達成したことに満足しているし、2つの素晴らしいチームでドライブできたことも幸運だと思っている」。
「現実的に考えて今のレベルで続けていても得るものはすくなく、頂点にいるうちに辞める方が良いと考えた。それに、今後WRCで様々な変革が予定されているのも、私にとってはひとつの時代が終っていくようで、一線を退く時期にふさわしいと判断した」。
引き際を悟ったマキネンの言葉である。

引退後は、故郷フィンランドの自宅で家族とともに過ごす予定という。

(webCG 有吉)

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三菱で前人未到の4年連続タイトル獲得を達成したトミ・マキネンは、その偉大なるキャリアの最後をスバルで迎える(写真=スバルテクニカインターナショナル)

三菱で前人未到の4年連続タイトル獲得を達成したトミ・マキネンは、その偉大なるキャリアの最後をスバルで迎える(写真=スバルテクニカインターナショナル)

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