F1、ラルフ・シューマッハーにペナルティ

2003.08.05 自動車ニュース

F1、ラルフ・シューマッハーにペナルティ

2003年8月3日に行われたF1世界選手権第12戦ドイツGPのスタートでクラッシュのきっかけをつくったとして、ウィリアムズBMWのラルフ・シューマッハーにペナルティが言い渡された。

スタートラインから1コーナーまで500mしかないホッケンハイムリンクは、スタート直後に事故がおきやすいことで知られる。

今回の事故に巻き込まれたドライバーは、予選2位のラルフ・シューマッハー、同3位のルーベンス・バリケロ(フェラーリ)と、5位キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)。
好スタートを決めたライコネンに対し、あとの2人の加速は鈍かった。ライコネンはコース左側ギリギリからバリケロに並びかけサイド・バイ・サイド状態。バリケロのすぐ右斜め前方を走っていたラルフは、1コーナーに向けて自らのポジションを守ろうとラインを中央にとり、後続車を牽制した。
行き場を失った真ん中のバリケロは、ラルフの左リアタイヤに右フロントタイヤをヒットさせ、続いてライコネンとも接触。3台のマシンはそれそれ致命的なダメージを受け、早々に戦列を去った。このクラッシュでセーフティカーが3周にわたって導入された。

ドイツGPのレーススチュワードは、各ドライバーへの事情聴取、ビデオ検証を済ませた結果、ラルフ・シューマッハーがよりよいラインをとるため左にマシンを寄せたこと、そしてラルフが他車に気を配らなかったことを認めていることを理由に、一連のクラッシュの責任がラルフにあると判定。次戦ハンガリーGPの予選順位を10位降格するペナルティを課した。

ウィリアムズチームのフランク・ウィリアムズ代表は、この裁定に不服を申し立てることを明らかにしている。

ハンガリーGPの行われるハンガロリンクは、シーズン中モナコに次いで抜きにくい“ミッキーマウス・サーキット”だ。予選順位の降格は、優勝はおろか、入賞すら難しくなることを意味する。
4戦を残し、タイトル争いが激化している今シーズン。ドライバーズランキング4位のラルフ、そしてコンストラクターズで首位フェラーリに肉薄しているウィリアムズにとって、このペナルティは大きな影を落としかねない状況だ。

(webCG 有吉)

F1、ラルフ・シューマッハーにペナルティの画像

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。