第56回:恐怖!知られざるクルマ放火の実態

2003.08.04 エッセイ

第56回:恐怖!知られざるクルマ放火の実態

■ほとんどが“泣き寝入り”

怖いハナシを小耳に挟んでしまいました。それは、クルマ放火のお話。

たまたま、都内某署で働く消防士さんに取材してわかったんだけど、なにが怖いって、これほど簡単な犯罪はすくない。しかも、防ぎようがないってこと。
俺もそうだけど、都内ではクルマ(駐車場)と住む家が離れている場合が多く、“危ない男”がクルマに近づいても、あたりまえだがわからない。自宅内に駐車場がある場合でも、敷地の端にあるから気づきにくい。

なにより、クルマは火災保険に入れないことが怖い。家、建物の火災保険は当然あるし、一緒にクルマが燃えたら保障されるそうだけど、平地駐車場など、建物のないところにクルマをおいた場合の火災保険はない(らしい)。動産だからか?車両保険のなかには、火災に対応しているものがあるという。でも、車両保険に入ってない人も多いはず。

実は2002年、杉並区ではクルマ放火が多かったという。が、燃やされた人のほとんどが“泣き寝入り”だったそうだ! くぅ〜。
考えてみれば、ン100万円もする宝物を外に放置してるんだもんなぁ。火つけられるのも、あたりまえっちゃアタリマエ? いまさらながら、その危険性に気づかされた次第であります。

防御手段としては、カバーをかけないことや、近くにダンボールなどを置かないこと。つまり、火種になりそうなものをのけておく。それだけ。
本当にそれしかないのか? 防犯カメラを付けるとか、手間をかければなんでもできる気もするけど……。いい方法があったら、おしえてください!

(文=小沢コージ/2003年8月)


第56回:恐怖!知られざるクルマ放火の実態
「箱スカ」を愛する消防士の丹生さん。体脂肪率がたったの5%とは、さすがバリバリのファイヤーマン!
第56回:恐怖!知られざるクルマ放火の実態

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』