JGTC富士、NSXが優勝

2003.08.04 自動車ニュース

JGTC富士、NSXが優勝

全日本GT選手権(JGTC)第5戦決勝が、2003年8月3日、静岡県の富士スピードウェイ(4.4km)を68周して行われた。現行コースレイアウトでは最後となるGTレースを制したのは、本命スープラ勢ではなく、TAKATA童夢NSX(道上龍/セバスチャン・フィリップ組)。NSXにとっては、昨年最終戦以来となる勝利である。

お膝元、富士でGT500クラス勝利を逃したトヨタだったが、GT300クラスでは、ウェッズスポーツCELICA(青木孝行/田中実組)がポール・トゥ・ウィンを達成した。

空力に優れるスープラは、国内随一のロングストレートがある富士を得意としていたが、今シーズン過去2回の富士戦ではGT-Rが2連覇中。雪辱を晴らすべく、auセルモスープラ(竹内浩典/立川祐路組)がポールポジションを獲得、ZENTトムススープラ(黒澤琢弥/マルコ・アピチェラ組)とともにスープラがフロントローを占拠した。

レースでも、auセルモスープラが序盤からリード。2番手以下の混戦をよそに、勝利に向かって走行を重ねていたが、残り6周からペースが落ち出し、10秒以上の貯金はみるみる減り始めた。右フロントタイヤがスローパンクチャーをおこしていたのだ。
そして最終ラップ。スープラ勢を追いやって2位までアップしていたTAKATA童夢NSXが首位奪取に成功。最後の最後に逆転したNSXが今シーズン初優勝をあげた。auセルモスープラは、ザナヴィニスモGT-R(本山哲/ミハエル・クルム組)にも2位の座を奪われ、結局3位でゴールした。


デビュー3戦目にして念願のGT300クラス優勝を果たしたウェッズスポーツCELICA(写真=トヨタ自動車)

GT300クラスは、ポールのウェッズスポーツCELICAが前半2位以下に20秒以上の差をつけ、ドライバー交代後もリードを保ち、優勝した。第3戦でデビュー、第4戦でポールポジション、そして今回第5戦で完勝。セリカはとんとん拍子で結果を出している。

今シーズンも残すところ3戦。このレース2位の本山哲/ミハエル・クルム組が65点でランキングトップに浮上。59点で2位のエッソウルトラフロースープラ、脇阪寿一/飯田章組を挟み、GT-R勢のもう1台、モチュールピットワークGT-Rのリチャード・ライアン/影山正美組が47点で3位についている。

GT300クラスでは、1位PLUS eタイサンアドバンGT3Rの山路慎一/西澤和之組と、2位RECKLESS MR-Sの佐々木孝太/後藤聡組との差は、わずかに3点だけだ。

次戦決勝は9月14日、ツインリンクもてぎを舞台に開催される。

(webCG 有吉)

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