独BMW、マイナーチェンジ版「X5」を公開

2003.07.30 自動車ニュース

独BMW、マイナーチェンジ版「X5」を公開

BMWは、2003年秋頃から北米を皮切りに導入される、マイナーチェンジした新型「X5」の写真と、情報の一部を公開した。ニューX5はフェイスリフトに加え、新しいエンジンの追加や、4WDシステムの進化などが施される。




BMWがSAV(スポーツアクティビティーヴィークル)とよぶ「X5」は、同社初のSUVとして、1999年のデトロイトショーでデビュー。4年目となる2003年9月に開催される「フランクフルトモーターショー」で公開予定の、マイナーチェンジ版X5発表に先立ち、独BMWが新型の写真と、情報の一部を明らかにした。マイナーチェンジの眼目は、新しいエンジンの追加と、新4WDシステム「xDrive」の採用、エクステリアデザインの変更などである。

追加されるパワーソースは、3.0リッター直6コモンディーゼルターボと、新型7シリーズと同じ4.4リッターV8。2004年春頃に、4.8リッターV8が加わるという。
新しい4.4リッターV8は、従来型より34ps高い320psの最高出力を発生。トランスミッションは6段ATで、0-100km/hを7.0秒で駆け抜けるという。遅れて登場する、4.8リッターV8搭載モデルの動力性能が楽しみだ。どちらのV8ユニットも、新型7シリーズ同様、バルブのリフト量で混合機流入をコントロールする「バルブトロニック」や、バルブコントロール技術の「ダブルVANOS」、無段階可変インテークシステムを備える。
3.0リッター直6コモンディーゼルターボは、最高出力218psを発生。こちらのトランスミッションは、6段マニュアルだ。

新型X5の目玉は、「xDrive」と呼ばれる新しい4輪駆動システムの採用である。
これは、リアルタイムでホイールの状況を判断し、前後のトルク配分を無段階に調節することで、グリップを失うことを防ぐというもの。車両安定のための電子デバイス「DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)」とリンクし、理想的な駆動配分をおこなうことで、アンダー&オーバーステアを抑制するという。さらに、凍結路や登坂路などでの容易な発進にも寄与する。

エクステリアデザインにも変更が加えられた。特にフロントマスクの変更は大きく、Aピラーまでのフロント部分はまったく新しい設計だという。キドニーグリルへ続くクッキリしたボンネットラインと、グリル左右の鋭いヘッドライトデザインにより、フロントマスクは先代より迫力を増した。ほかに、フロントスカートの形状や、エアインレットの大型化、テールランプガラスのクリア化などが行われた。

新装備として、ニュー5&6シリーズにも登載されるという、車が向かう方向にライトの照射角度を調節する「アダプティブヘッドライト」が、ガソリンエンジン車に標準装備する。

新型「X5」、日本への導入時期や価格など、詳細は明らかにされていない。

(webCG 本諏訪)

BMW:http://www.bmw.com/

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