第53回:疑問解決! なぜ「フェデックス」で“日本初商業使用の燃料 電池車”なのか?

2003.07.25 エッセイ

第53回:疑問解決! なぜ「フェデックス」で“日本初商業使用の燃料 電池車”なのか?

ハイドロジェン・スリーはオペルのミニバン「ザフィーラ」がベース。結構、電動ファンの音がブーンと大きかったです。
ハイドロジェン・スリーはオペルのミニバン「ザフィーラ」がベース。結構、電動ファンの音がブーンと大きかったです。
写真手前が、フェデックス北太平洋地区担当副社長、ディビッド・J・ロス氏。奥は、GMアジア・パシフィック・ジャパン代表取締役社長兼CEO、レイモンド・グリッグ氏。
写真手前が、フェデックス北太平洋地区担当副社長、ディビッド・J・ロス氏。奥は、GMアジア・パシフィック・ジャパン代表取締役社長兼CEO、レイモンド・グリッグ氏。

■「フェデックス」のワケ

先日7月9日、お台場でGM/オペルの燃料電池車「ハイドロジェン・スリー」商業使用のお披露目会が行われた。

アメリカ系配送会社のフェデラル・エクスプレス、通称「フェデックス」に試験的に1台導入されたんだけど、なんでGM?って正直思ってたのね。「ウチも燃料電池車がんばってるよ〜」ってアピールするためなんだろうけど、ほかにも手はあっただろうに……。わざわざ日本でやらなくとも、本家アメリカのフェデックスでやればいいじゃん、と。


第53回:疑問解決! なぜ「フェデックス」で“日本初商業使用の燃料 電池車”なのか?の画像
隣に乗ってる人がGMのエンジニア。しばらくは配送中も同乗して、データを取り続けるとか。
隣に乗ってる人がGMのエンジニア。しばらくは配送中も同乗して、データを取り続けるとか。
今、このクルマを買えば数億円! もしや、世界で最も高い運送車?
今、このクルマを買えば数億円! もしや、世界で最も高い運送車?

そう思ってGMの人に聞いたら、意外な事実が判明。実は最近、元ヤナセのオペルの宣伝・マーケティング担当者がフェデックスに移籍し、「いい宣伝方法ないかな〜?」って思っていたオペルの燃料電地担当者と話して、決まったらしい。世の中案外そんなもんだよね。

ちなみにGMは「世界初の燃料電池車100万台メーカー」の座を狙ってるんだそうで、この「フェデラル・エクスプレス号」も1日100kmは走らせる予定。それも最初の方は助手席にエンジニアを毎日隣に乗せてね。

いよいよ本気になってきましたね。GMさんも!

(文=小沢コージ/2003年7月)

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』