「長距離ドライブに適したクルマとは・・・・・・」

2003.07.16 クルマ生活Q&A その他

「長距離ドライブに適したクルマとは・・・・・・」

「クルマ生活Q&A」、いつも新ネタを楽しみにしています。
さて私、年甲斐もなく家内との週末の遠出(高速道を往復500〜600km)を無類の楽しみにしております。そもそも長距離ドライブに向くクルマの条件とは何でしょうか。よく欧州車は長距離移動に向いていると、活字では目にするのですが、もうひとつ実感としてわかりかねる部分があります。たとえば国産スタンダードの「トヨタ・マークII」と輸入車スタンダードの「フォルクスワーゲン・ゴルフ」。いわゆる車格は違うかもしれませんが価格はほぼ同等。「長距離なら迷わずゴルフ・・・・・・」といわれるのはなぜでしょうか。今後のクルマ選びの参考にさせていただきたく思います。よろしくお願いいたします。(YHさん)

お答えします。たしかにすこし前までは、マークIIとゴルフを較べれば「長距離ならゴルフ」といわれました。けれども、国産車が長足の進歩をとげたいまでは、一概にそうともいい切れないでしょう。

欧州車の方が長距離ドライブが得意といわれたのは、ヨーロッパでは高速走行の歴史があり、基本的に小型車にも高速安定性が求められていたからです。しかし最近では、国産車も中型以上のクラスになると、欧州のクルマに引けをとらない、あるいはそれ以上に快適な長距離ドライブが可能なクルマもあります。

「長距離ドライブの快適性」には、さまざまな要素がからみます。私の経験では、まず目線(アイポイント)が大事です。走行中、目線が低いと路面やまわりの流れが速く感じられ、スピード感は楽しめます。が、一方で疲れの原因にもなります。欧州車は一般的に着座位置が高いので「楽」といわれるのでしょう。

それとシートの堅さも大事です。たとえば「シトロエンDS」の、フワフワな高級ソファーのようなシートも魅力的ですが、走行中に身体が上下、左右と動いてしまうと、かえって疲れるでしょう。「VWゴルフでの高速巡航が疲れない」といわれたのは、堅めのシートに負うところも大きかったように思います。
シートクッションの座面長も大切です。これが短いと「腰」「お尻」「太股」の裏の一部分に圧力が集中して加わり、運転していても落ち着かなくなります。

サスペンションの設定も重要です。やたら柔らかいとドライバーとクルマの一体感が失われてしまい、ステアリングに気をとられやすくなります。これでは疲れてしまいますね。欧州車に一般的な、やや硬めの設定の方が、路面のうねりなどの揺れも即座に収まります。街中では硬めの乗り心地が、高速走行では快適で、500kmノンストップでも疲れない“乗り心地”を提供するわけです。以上のことは、もちろん国産車にもあてはまります。

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