JGTC、雨の富士でスカイライン完勝

2003.07.14 自動車ニュース

JGTC、雨の富士でスカイライン完勝

全日本GT選手権(JGTC)第4戦決勝が、2003年7月13日、静岡県は富士スピードウェイ(4.4km)を舞台に開催された。JGTC初めての「2レース制」を採用した今回、カルソニックスカイライン(井出有治/ブノワ・トレルイエ組)が第1、第2レースとも制し完勝した。
GT300クラスは、第1で2位、第2で1位のECLIPSEタイサンADVANバイパー(木下隆之/山田英二組)が初優勝を飾った。

■Fニッポンに次ぐ2レース

フォーミュラニッポン第5戦鈴鹿で行われた2レース(2ヒート)制が、GTでも取り入れられた。
マレーシアで開催予定だったJGTC第4戦がSARSの影響で中止されたことが事の発端。代替レースに富士スピードウェイ(FISCO)が選ばれたが、第4、第5戦と短期間にFISCO戦が続くため、差別化を図るため導入された。

GTの2レース制は、決勝を給油なしの第1レース(30周)と給油ありの第2レース(50周)に分割開催。2名のドライバーがそれぞれのレースを担当するため、通常みられる途中のドライバー交代がない。第1、第2レースの結果には仮ポイントが割り当てられ、その合計で総合順位が決まる。フォーミュラニッポンとは違い、見る方に若干の知識と計算を要求する内容といえる。


総合でトヨタ・スープラ勢最上位の3位に入ったドミニク・シュワガー/織戸学組のデンソーサードスープラGT(写真=トヨタ自動車)

■GT-Rが1-2フィニッシュ!

ひどい霧により、スケジュールは1時間遅れ、第1レースは20周、第2レースは30周に短縮。第2レースの給油もなくなった。

第1レースで光ったのがカルソニックスカイラインの井出有治。7番グリッドから、1周目5位、2周目にはセルモスープラの竹内浩典とWOODONEトムススープラのエリック・コマスとともにトップ争いを繰り広げ、4周目、あっという間に1位にのぼりつめた。井出のGT-Rは後続をどんどん引き離し、最初にチェッカードフラッグをくぐった。
2位デンソーサードスープラGT(ドミニク・シュワガー/織戸学組)、3位ザナヴィニスモGT-R (本山哲/ミハエル・クルム組)と、GT−R勢の間にスープラが割って入り、第1レースは幕を閉じた。

1時間後の第2レースは大雨。ドライバーが井出からブノワ・トレルイエにかわってもカルソニックスカイラインの勢いは止まらなかった。スタート直後の1コーナーでデンソーサードスープラGTの織戸学にかわされ2位に後退。しかし、光貞秀俊駆るRAYBRIG NSXのクラッシュによるセーフティカーランが終わると、襲いかかるデンソーサードスープラGT、リチャード・ライアンのモチュールピットワークGT-Rらをものともせず、カルソニックスカイラインがトップを奪取。第1レースに続き勝利を手にした。2位モチュールピットワークGT-R、3位auセルモスープラ(竹内浩典/立川祐路組)だった。

総合結果は、井出、トレルイエのカルソニックスカイラインが60点満点で1位、影山正美 とライアンのモチュールピットワークGT-Rが56点で2位に入り、スカイラインGT-Rは1-2フィニッシュを達成した。3位は、54点のデンソーサードスープラGT、シュワガー、織戸組だった。

■アメリカ1位、イタリア2位、日本3位

一方のGT300クラス。第1レースでは、ハセミスポーツ・エンドレスZの柳田真孝と、ECLIPSEタイサンADVANバイパーの木下隆之がサイド・バイ・サイドで激しくトップを争い、フェアレディZに軍配があがった。

続く第2レース。第1レースウィナーのハセミスポーツ・エンドレスZはワイパー故障で後退。JIM RodeoDriveアドバンF360の田中哲也と、山田英二がステアリングを握るECLIPSE タイサンADVANバイパーが首位攻防を繰り広げ、フェラーリが優勝した。

総合結果は、アメリカンGTの雄、バイパーが初勝利。JIM RodeoDriveアドバンF360のフェラーリが2位、ハセミスポーツ・エンドレスZが3位に入った。

次戦も、ここFISCOを舞台に行われる。決勝日は、8月3日だ。

(webCG 有吉)

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