Fニッポン、2ヒートレースでライアン初優勝

2003.07.07 自動車ニュース

Fニッポン、2ヒートレースでライアン初優勝

全日本選手権フォーミュラニッポンの第5戦決勝が、2003年7月6日、三重県の鈴鹿サーキット(5.807km)で開催された。フォーミュラニッポン初の「2ヒートレース」を制したのは、北アイルランド出身の23歳、リチャード・ライアン。同シリーズ参戦3年目に初勝利を手にした。

レースを第1ヒート、第2ヒートに分けて行うのが「2ヒートレース」。不確定要素を増しレースをおもしろくさせるのが主な狙いだ。
優勝を決める方法は、第1、第2ヒートのタイムを足し最短時間を記録したものをウィナーとする方法と、第1ヒートの順位を第2ヒートのスターティンググリッドとし、第2ヒートの結果をもって最終リザルトとするやり方がある。今回は、後者の方法が採られた。

第1ヒートは、午前11時20分にスタート。レース直前まで降り続いた雨のため路面はウェットだった。
まずは土屋武士がトップを走行。ライアン、道上龍がこれに続いた。5周目、スプーンカーブでライアンが土屋のインに飛び込み首位を奪取。スタートに失敗し予選2番手から4位まで後退していた本山哲が、3周目に道上、その5周後に土屋をかわし、2位までポジションをあげた。土屋はブノワ・トレルイエにも抜かれ、18周の第1ヒートは、ライアン、本山、トレルイエ、土屋という順で終わった。

一転してドライコンディションとなった第2ヒートは14時半スタート。ライアンがトップ、本山がまたミスを犯しトレルイエに先行を許したが、オープニングラップのシケインではやくも2位の座を取り返した。
一時、1位ライアンと2位本山の差は4秒弱まで開いたが、中盤から終盤にかけて、本山はライアンのテールを間近に見るまで追い上げた。テールトゥノーズの激しい戦いは、最終ラップの25周目、なんと本山のガス欠で決着。ライアンが初のフォーミュラニッポン勝利を掴んだ。
2位はトレルイエ、3位は脇阪寿一だった。結局、本山は14位完走扱いとなった。

全10戦のシーズンは折り返し地点を迎えた。ランキングトップは本山で3勝=30点。2位以下は混戦で、前戦ツインリンクもてぎで優勝した脇阪が2位16点、3位ライアン14点、4位井出有治13点、トレルイエと道上が5位12点という順位だ。

次戦決勝は7月27日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。

(文=webCG 有吉/写真=KLM Photographics J)

Fニッポン、2ヒートレースでライアン初優勝の画像

第2ヒートでの首位攻防。シケインで、トップのリチャード・ライアンを本山哲が追い立てる

第2ヒートでの首位攻防。シケインで、トップのリチャード・ライアンを本山哲が追い立てる

3シーズン目のフォーミュラニッポンで初優勝を遂げたリチャード・ライアン

3シーズン目のフォーミュラニッポンで初優勝を遂げたリチャード・ライアン

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