「省燃費ドライブについて」

2003.07.05 クルマ生活Q&A ドライビング

「省燃費ドライブについて」

AT車の運転に関して質問があります。以前、友人から「高速道路でアクセルを踏みっぱなしにするのはよくない」と言われました。しかし、アクセルを1回ゆるめると、エンジン回転数やスピードが下がります。それらを上下させるより、回転数を一定に保って走った方がエンジンのためにも燃費のためにもいいと思うのですが、実際のところどうなのでしょう?(東京都武蔵野市・TTさん)

お答えします。燃費に関して、最新のクルマに限れば、ズバリ! お友達が言っていることの方が正しいのです。もちろん、スロットルペダルを一定に保つことは悪いことではありません。エンジンを消耗させないためには、水温、油温が安定した環境で使用するのが一番ですから。ただ燃費を考えると、ハナシはちょっと変わってきます。

最近の多くのクルマは、電子デバイスの働きで、スロットル開度や燃料の噴射量、オートマチックトランスミッションのコントロール(ロックアップ)を最適にセレクトしてくれます。ですから、高速走行ではドライバーが任意にアクセルペダルをコントロールしてエンジン回転を一定にするよりも、アクセルペダルをオンオフするほうが燃費は多少よくなります。

“ちょっと古い”クルマは、アクセルペダルから足を離すと、シリンダーへの流入空気量を調整する「スロットルバタフライ」が閉じてしまいます。そのため、ポンピングロスが発生し、エンジンブレーキがかかります。
ところが最近のクルマは、アクセルペダルから足を離すと、燃料の噴射は止まりますが、「スロットルバタフライ」は開いたまま。そのため、ポンピングロスが少なく、エンジンブレーキも軽く、エネルギーの無駄が少ない。いわば空走する状態になるので、燃料の消費が減るわけです。
つまり、アクセルペダルを踏まなければ燃料は噴射されませんが、速度を一定にするため、すこしでも踏んでいれば、一定量の燃料が消費されます。

・・・・・・といったことが理論上はいえますが、もちろん、燃費の良し悪しはペダルの踏み方によります。速度が落ちてきたからと、深めにガバッとペダルを踏み込めば、燃料が多めに噴射され、ATのロックアップも解除されるので燃費は悪くなります。トップギアでオートマがロックアップしたら(回転が下がります)、足をペダルから離し、速度が落ちたらソーッと加速する。それが、イマ風“ケチケチ運転”の極意でしょうか。

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