高木虎之介、ペナルティでポイント剥奪
2003.06.17 自動車ニュース高木虎之介、ペナルティでポイント剥奪
2003年6月7日に行われたIRLインディカーシリーズ第5戦のレースでクラッシュの原因を作ったとして、IRLは高木虎之介にペナルティを課す裁定を下した。
事の発端は200周のレースの190周目。3位を争う高木とチームメイトのフィリップ・ジオフォニ、スコット・シャープがサイド・バイ・サイドで並んだ。一番内側にいた高木のマシンは、トラック下の白線部分に踏み入り、隣のジオフォニと接触。ジオフォニとシャープはウォールの餌食となったが、高木は持ち直し、3位でゴールした。
IRLは、特に今シーズン序盤戦で多く見られた“ドライビングマナーの悪さ”に起因するクラッシュに頭を悩ませていた。
IRLのブライアン・バーンハート競技委員長は、「第2戦(フェニックス)や第3戦(ツインリンクもてぎ)で起こった事故に関連した“認められない”ドライビングマナーについて、5月4日インディアナポリスでドライバーだけのミーティングを行い、危険行為についての確認を行っている」とコメント。第5戦での高木のドライビングについて、「レース映像を再確認したところ、残念ながら不適格な行為が確認され、競技参加者に危険が及ぶ行為と判断」。ドライバーからポイント23点、所属するモー・ナン・レーシングのエントラントポイントから23点剥奪することと、2003年12月31日までを観察期間とすることを決めた。
この処分に対し、高木は「納得できない」とした上で、「自分はラインを変えていない。あの時変えていればもっと悲劇的な事になっていた。自分があの位置に移動した時は、まだストレートにいた。今年(これまでに)起こった事故の場合は、すべてターンに入ってからの事故。もしストレートで動いていけないというのであればレースにならない」と反論。上訴する構えをみせている。
(webCG 有吉)
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