BMW「M3 CSL」の予約受付開始

2003.05.16 自動車ニュース
 

BMW「M3 CSL」の予約受付開始

BMWジャパンは、3シリーズクーペの高性能バージョン「M3」を軽量化した「M3 CSL」の予約受け付けを、2003年5月13日に開始した。価格は、ノーマルM3(SMGII)より307.0万円高い、1150.0万円。



 

■F1譲りの軽量素材

「M3 CSL」は、3シリーズクーペのハイパフォーマンスモデル「M3」の軽量化バージョン。Coupe(クーペ)Sport(スポーツ)Leicht(軽量)の頭文字に由来するサブネームのCSLは、1971年から75年にかけて、ツーリングカー選手権におけるホモロゲーションを得るため、少数が生産・販売された軽量高性能モデル「3.0CSL」がオリジンとなる。

カーボンファイバー強化プラスチック(CFP)、グラスファイバー強化プラスチック(GFP)など軽量素材を各所に用い、大幅なダイエット。車重はノーマルM3と較べて約110kg軽い、1430kg(SMGII仕様)だという。
ボディパネルは、ルーフ部分にCFPを採用し、低重心化を実現。さらに、大口径エアインテークとリップスポイラーを備えたフロントエプロンと、リアディフューザーにもCFPを使用。慣性質量を低減し、操安性の向上を図った。リアウィンドウに、超薄型ガラスを採用する徹底ぶりだ。
インテリアは、パッケージングこそフルサイズ4シーターだが、フロントシートシェルはGFP、トリム類はCFP製。エアコンやエアバッグなど、最小限の快適・安全装備は備わるが、シートヒーターやカーナビなどは重量削減のため設定されない。



 

■360ps&37.7kgm

パワーソースの3.2リッター直6 DOHCは、M3のエンジンがベース。最新のエンジンマネージメントとバルブまわりの設計を変更したことにより、最高出力360ps/7900rpm(M3比+17ps)、最大トルク37.7kgm/4900rpm(同+0.5kgm)を発生。1リッターあたりの出力が111psに達する、ハイパフォーマンスエンジンだ。加えて、カーボンファイバーのインテークチャンバーを採用するなど、軽量化も施された。

組み合わされるトランスミッションは、CSL専用開発の6段シーケンシャルマニュアルギアボックス「SMG」。シフトレバー、またはステアリングコラムから生える、カーボンファイバー製パドルでギアチェンジできる。
CSLに搭載されるSMGは、新開発の「Mトラックモード」と呼ばれる、レーシング走行用DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)モードを備える。これは、サーキットで発生する強大な前後G、および横Gを考慮して、DSCの制御範囲を拡大したもので、車両の限界までドライバーがコントロールできるというのがポイントだ。

足まわりも当然強化された。フロントのトレッドは10mm延長、前後に中空スタビライザーを装着するなど、専用チューンが施される。ブレーキローターは、フロントが直径345mm、リア328mmのコンパウンドブレーキディスク。ノーマルより1サイズ大きい、前225/40ZR19、後255/35ZR19の大径タイヤと合わせ、100km/hからわずか34mで停止するという。

日本に導入される仕様は、左ハンドルのSMGのみ。ボディカラーはシルバーグレーメタリックとブラックサファイアメタリックの2色。インテリアは2種類用意される。価格は、M3(SMGII)仕様より307.0万円高い、1150.0万円。2003年5月13日から予約を受け付け、9月以降順次デリバリーされる予定だ。

(webCG 本諏訪)

BMWジャパン:
http://www.bmw.co.jp/

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