三菱の新型ミニバン「グランディス」デビュー

2003.05.14 自動車ニュース
 

三菱の新型ミニバン「グランディス」デビュー

三菱自動車は、3列シート6/7人乗りの新型ミニバン「グランディス」を、2003年5月14日に発表。5月17日より販売を開始する。


挨拶をする、三菱自動車のロルフ・エクロート最高経営責任者。
 

■伝統の名を改め、再出発

経営再建計画「ターンアラウンド」真っ最中の三菱が世に送る新型ミニバン「グランディス」は、1997年にデビューした「シャリオグランディス」の後継モデル。1983年発売の初代「シャリオ」をオリジンとするピープルムーバーは、4代目にして伝統の名を廃し、グランディスとして再出発する。

3ナンバーボディ&3列シートという先代からのパッケージングに、「日本の美意識」をテーマとしたスタイリング、あらゆるシーンで使えるシートユーティリティ、新しい2.4リッターエンジン、そして三菱入魂のコンパクトカー「コルト」から採用したセミオーダーシステム「カスタマーフリーチョイス」などを盛り込み、手強いライバル車たちを追随する。

「まじめ、まじめ、まじめ」のコルト以来、奇抜なCMを展開する三菱は、グランディスでは、赤い四角に尻尾の生えた奇妙なキャラクターを登場させ、「世界のわがままグランディス」をキャッチフレーズにアピール。あらゆるユーザーのわがままを受け止められる度量あるクルマ、という意味が込められているのだろう。

ラインナップは、2.4リッター直4 SOHC「MIVEC」エンジンと、スポーツモード付き4段AT「INVECS-II」の組み合わせのみ。駆動方式は2WDか4WD、それぞれに6人乗りと7人乗りを用意する。価格は、208.3万円から。月販目標台数を3000台に設定する。
また、日本での発売を皮切りに、北米を除くアジア、ヨーロッパ市場にも投入する。



 

■スポーティ&エレガンス

グランディスの大きな特徴は、エクステリアデザイン。「スポーティ&エレガンス」をテーマに、フロントグリルから、ボンネット、Aピラーからリアエンドまで切れ目のない線で構成される連続したフォルムとし、フロントマスクは、コルトからの「スリーダイヤモンドマーク」をモチーフとした“三菱顔”となった。

ボディサイズは、先代より大きくなり、全長×全幅×全高=4755(+105)×1795(+20)×1655mm(+5)、ホイールベースは2830(+50)mm(カッコ内は先代比)となる。


助手席ユースフルシートは、座面をあげてバッグを置くことができる。
 

インテリアは、日本的美意識を採り入れたという「くつろぎを与えるリビング」とした。見る角度によって色味の変わる塗装とし、シンプルな造形のインパネに表情を与えるなどの工夫がこらされた。センターコンソール部に木目調でアクセントを加えた「エレガント内装」と、金属調を採用した「スポーツ内装」の2種類が選べる。

ミニバンではもはや常識となった、様々なシーンで使えるユーティリティもジマンのひとつ。助手席は、座面を持ち上げて買い物カゴやバッグを安定して置ける「ユースフルシート」。セカンドシートは、リクライニングに加え、座面の角度を3段階で調節でき、最適な姿勢が得られるという「リラックスモード」。サードシートは、“世界初”を謳う左右分割式の床下収納機構付き。室内空間を有効利用できるようした。



 

■GDIからMIVECへ

2.4リッターエンジンは、三菱が誇った直噴「GDI」ではなく、シングルカムの直4 16バルブ「MIVEC」ユニットに替わった。最高出力165ps/6000rpm、最大トルク22.1kgm/4000rpmを発生。GDI比で、パワーは同じ、トルクは1.4kgm細くなった。
バルブリフトをコントロールする「MIVEC」は、吸気側2つの弁を低速モードと高速モードで切り替えることにより、中低速域での低燃費、低排出ガス性能と、高速時の高出力を実現したという。
環境性能は、2WD車が「超-低排出ガス」認定を受ける。10・15モード燃費は、2WDでリッター11.4km。先代シャリオグランディス(2WD)より0.4km劣る。

トランスミッションは、4段AT「INVECS-II4A/T」で、インパネ中央のシフターを前後に動かすことで、マニュアル感覚のシフトが可能。学習機能により、的確なシフトコントロールが行われるという。

駆動方式は、FF(前輪駆動)と4WD。4WDシステムは電子制御カプリングを備えた新開発「マルチセレクト4WD」となる。これは、通常の4WDモード、燃費を高める2WDモード、そしてスタックからの脱出時などに力を発揮するロックモードの3種類を、ドライバーが任意に選択できるシステムだ。
サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアはセミトレーリングアーム式を採用した。



 

■カラーとスタイルだけでも160種類

グランディスは、コルトから導入されたセミオーダーシステム「カスタマーフリーチョイス」によりグレードを決定する。
具体的には、「スポーツ」と「エレガンス」2種類の外観&インテリア、10種類のボディカラーと4種類の内装色から好きな組み合わせを選ぶことができる。カラーとスタイルの組み合わせだけでも160種類、さらにオプション装備も取捨選択でき、自分の好みにあった1台がつくれる。どれを選ぶか迷ってしまうユーザーには、メーカーの推奨パッケージ「スタンダード」「エレガンス」「スポーツ」と、豪華装備の「エレガンスX」「スポーツX」も用意される。



 

カスタマーフリーチョイスの価格はケースバイケースなので、ここでは推奨パッケージの価格を示す。詳細は以下の通り。

●2WD
スタンダード:208.3万円
エレガンス:227.8万円
エレガンス-X:272.3万円
スポーツ:233.3万円
スポーツ-X:268.3万円
●4WD
スタンダード:232.3万円
エレガンス:251.8万円
エレガンス-X:296.3万円
スポーツ:257.3万円
スポーツ-X:292.3万円

(webCGオオサワ)

三菱自動車:
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

同「世界のわがままGRANDIS」:
http://www.world-wagamama.com/

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