【Movie】ボルボ初の本格SUV「XC90」シリーズ発表

2003.05.08 自動車ニュース
 
【Movie】ボルボ初の本格SUV「XC90」シリーズ発表

【Movie】ボルボ初の本格SUV「XC90」シリーズ発表

ボルボカーズジャパンは、ボルボ初の本格的なSUVモデル「XC90」を、2003年5月7日に発表、同日販売を開始した。


先日オープンしたばかりの「六本木ヒルズ」内にある、グランドハイアットホテルで開かれた発表会場の様子。会場には、大勢の報道陣が詰めかけた。
 
【Movie】ボルボ初の本格SUV「XC90」シリーズ発表

■SUV市場に本格参入

SUV市場に本格参入するボルボ。その最初のモデルが「XC90」である。
既にボルボには、悪路走破性などをウリとするクロスカントリーワゴン「XC70」が存在するが、XC70が、ベースとなる「V70」の派生車種的位置付けなのに対し、XC90は、シャコ高のボディに3列7人乗りシートを載せたいわゆる高級SUV、ボルボいわく“Next Generation SUV”(次世代のSUV)として投入される。ワールドプレミアは2002年1月のデトロイトモーターショー。北米市場で販売され、同年のジュネーブショーで欧州デビューを飾った。



 
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優れた環境適合性を実現したというエンジンや、電子制御AWD(4WD)システム、背の高いSUVの弱点とされる横転を防止するシステムや、対向車、歩行者に衝突した際のダメージ軽減を考慮するなど、安全性に厳しいボルボらしい、ユニークな特徴をもつ。日本では、BMW「X5」やメルセデスベンツ「Mクラス」などがライバルと目される。

我が国で販売されるのは、2.5リッターターボを積むベーシックグレード「XC90」、同じエンジンながら本革内装などが奢られる豪華版「XC90 2.5T」、そして3リッターツインターボ搭載のトップグレード「XC90 T-6」の3種類。トランスミッションは、「XC90 T-6」が4段AT、その他は5段AT。駆動方式はすべてAWDとなる。価格は、XC90が555.0万円、2.5Tが615.0万円、T-6は695.0万円。



 
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■全長4.8mに3列シート7人乗り

ボルボの旗艦「S80」のプラットフォームをベースにつくられたXC90のボディサイズは、全長×全幅×全高=4800×1900×1780mm、ホイールベースは2855mm。BMW「X5」と較べると、全長が約130mm長く、全幅は同等で、全高は80mmほど高い。デザインは、格子型フロントグリルや「V-シェイプ」のボンネット、縦長のリアコンビネーションランプにボルボらしい意匠が見て取れる。



 
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インテリアは、ボルボが得意とする“スカンジナビアンデザイン”のクリーンなイメージを踏襲。横置きエンジンレイアウトを採用し、3列シート7人乗りのための広い居住空間を確保したと謳われる。ただし、3列目は「身長160cmまでの方が快適に乗車できるように」(広報資料)設計された。2列目シートは4:2:4、3列目は5:5の分割可倒式としたことにより、多彩なシートアレンジを実現。2列目と3列目シートを収納すれば、ほぼフラットな荷室ができあがり、荷室の最大積載量は1837リッターに拡大される。



 
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エンジンは2種類。「V70」や「S60」に積まれる2.4リッター直5をベースに、100cc排気量を拡大した、2.5リッター直5DOHC20バルブターボ・インタークーラー付きは、209ps/5000rpmの最高出力と、32.6kgm/1500rpm〜4500rpmの最大トルクを発生。「S80」譲りの3リッター直6DOHC24バルブツインターボ・インタークーラー付きは、272ps/5200rpmと38.7kgm/1800〜5000rpmのアウトプットを誇る。トランスミッションは「ギアトロニック」付き5段AT(「T-6」は4段AT)と組み合わされる。

サスペンション形式は、フロントがマクファーソンストラット、リアは新開発のマルチリンク。リアは、コーナリング時に後輪が前輪と、わずかながら同じ方向に向く「リアホイールステアリング」を備え、高いステアリングレスポンスを獲得したという。



 
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■背高SUVの転倒を防止

駆動方式は、2003年モデルの「XC70」などに搭載される、電子制御多板クラッチを使うAWD。通常走行時、駆動力の95%は前輪に配分され、4輪いずれかのホイールが7分の1回転スリップしただけで全輪に駆動を配分、走破性や車両安定性を確保するという。さらに、ステアリングホイールの切れ角や、クルマの動きをモニターし、スリップの兆候が現れるとブレーキとスロットル制御で車両安定性を保つ「DSTC」(ダイナミックスタビリティ&トラクションコントロール)もジマンの機能だ。



 
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さらに、急激なコーナリング時の転倒を防止する、「RSC」(ロールスタビリティコントロール)も採用。車両の傾きを感知するジャイロにより、転倒を事前に察知。DSTCと連動してアンダーステアを誘発し、転倒を防止するという。万が一転倒した際の安全性確保も含め、ボルボでは転倒時の安全対策を「ROPS」(ロールオーバープロテクションシステム)と名付ける。

安全性に厳しいボルボとして、XC90ではクルマだけでなく、衝突相手の安全性にも配慮した。衝突時に背の低いクルマに乗り上げないよう、フロントクロスメンバーを低い位置に配置。歩行者に接触した際、ボンネットがたわんで頭部を保護するように、エンジンとボンネットには80mmの隙間を設けるなど、ボルボらしい工夫がこらされた。

(webCGオオサワ)

ボルボカーズジャパン:
http://www.volvocars.co.jp/



 
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【発表会模様報告ムービー 予告編】

(撮影/編集=カネヨシ)

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