ホンダ「インディ・ジャパン300」記者会見

2003.04.09 自動車ニュース

ホンダ「インディ・ジャパン300」記者会見

ツインリンクもてぎで開催される日本初のインディカーシリーズ(IRL)公式戦「インディ・ジャパン300マイル」開幕を3日後にひかえた2003年4月8日、今年からエンジンサプライヤーとして参戦をはじめたホンダの記者会見が都内ホテルで行われた。

■お膝元で初勝利を!

出席したのは、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)から和田康裕社長と同ロバート・クラーク・ゼネラルマネージャーの2人。
これに、大ベテランのマイケル・アンドレッティ、現在ポイントリーダーのトニー・カナーン、怪我をしたダリオ・フランキッティに代わりピンチヒッターを務めることになったダン・ウェルドンのアンドレッティ・グリーン・レーシング所属ドライバー3人と、チーム・レイホール所属で、CART時代にもてぎで自身初優勝を飾ったケニー・ブラック、アクセス・モータースポーツのグレッグ・レイ、そしてベック・モータースポーツからスポット参戦する中野信治の計6人のドライバーが壇上にあがった。

CART時代、お膝元もてぎで未勝のまま終わったホンダは、今回、HPDとイルモアエンジニアリングが共同開発した3.5リッターV8エンジン「H13R」を5チーム7台に供給する。

レギュレーションで1万300rpmしか回せないエンジンは、「700psは出ている」(和田社長)。事前のシミュレーションによると、1998年から2002年までツインリンクもてぎのオーヴァルで行われたCARTレースと較べ、ラップタイムは0.5秒ほどダウンすると和田社長はいう。また最高速は落ちるが、よりダウンフォースの強いIRLマシンでは最低速があがるとも計算されている。

注目を集めたドライバーは、もてぎの次のレース、インディアナポリス500をもって現役ドライバーを引退するアンドレッティだった。
引退の理由については、「チームオーナーとなって以来、かつてのように100%ドライビングに力を入れられなくなった。これからの僕の未来はオーナー業にあると思うから、引退を決意した」と説明。「ドライバーとして最後のもてぎで、ホンダ最初の優勝を飾りたい」と決意を語った。

3月の第2戦でシリーズ初勝利を飾り、ポイントリーダーとして日本にやってきたカナーンは、頭をサッパリ刈って登場。「昨年のCARTでは、優勝まであと一歩だったから、今年はホンダの望んでいる勝利を狙っていくよ」と力強くコメントした。

急遽スポット参戦が決まった中野は、「レーシングドライバーとしてここに立てることを嬉しく思っている。紆余曲折があったが、ホンダや関係者のサポートがあって参戦できることになった」とコメント。この先の予定はたっていないが、「自分が何かをしなければ道は開けない。心に残るレースをしたいと思っている」と抱負を語った。

「インディ・ジャパン300マイル」の決勝は、4月13日に行われる。

(webCG 有吉)

 
ホンダ「インディ・ジャパン300」記者会見の画像

メルセデスベンツなどのエンジンを手がけた経験のあるイルモアエンジニアリングと共同で開発した3.5リッターV8・NAエンジン「H13R」。第2戦フェニックスではやくも初勝利を手にした
 

	メルセデスベンツなどのエンジンを手がけた経験のあるイルモアエンジニアリングと共同で開発した3.5リッターV8・NAエンジン「H13R」。第2戦フェニックスではやくも初勝利を手にした
	 

記者会見に出席できなかったが、スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングのロジャー安川(写真)もホンダエンジンでもてぎを攻める
 

	記者会見に出席できなかったが、スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシングのロジャー安川(写真)もホンダエンジンでもてぎを攻める
	 

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