BMW、ニュー「5シリーズ」を公表

2003.04.04 自動車ニュース
 

BMW、ニュー「5シリーズ」を公表

独BMWは、2003年4月3日、新しくなったアッパーミディアムサルーン「5シリーズ」の写真と車両概要を公表した。


外観写真は、すべて「530i」
 

■大きく、軽く

アッパーミドルクラスの代表選手「BMW 5シリーズ」が新しくなる。先代より大型になったというボディは、アルミとスチールを組み合わせたおかげで軽量化に成功。BMWジマンのストレート6、速さに応じレシオを変えるステアリングシステム、ランフラットタイヤ、そして旗艦「7シリーズ」で採用したインターフェイス「iDrive」などを盛り込んでの登場だ。
欧州での発売は2003年7月。まずは2.2リッターの「520i」、3リッターの「530i」と、3リッターディーゼル「530d」がデリバリー開始。続いて秋には、2.5リッターの「520iA」「525i」と、4.4リッターV8「545i」がリリースされる。欧州以外の地域では、先の3モデルが秋頃に販売される予定という。



 

新開発のシャシーは、アルミとスチール製。サスペンションもアルミとし、軽量化に力を注いだようである。詳細は未発表なので正確なボディサイズなどは不明だが、先代より大きくなったにも関わらず、75kg(グレードによって異なる)も軽くなったという。
室内空間や荷室も広くなったようで、海外メディアが報じたところによると、荷室容量は従来より40リッター大きい500リッター。これは、新型7シリーズと同じサイズだ。



 

■伝統のストレート6

エンジンは、BMWの伝統ともいえる直6が中心。ガソリン仕様が2.2リッター(170ps、21.4kgm)、2.5リッター(192ps、25.0kgm)、3リッター(231ps、30.6kgm)。これに、7シリーズの4.4リッターV8バルブトロニック(333ps、45.9kgm)が加わる。ディーゼルエンジンは、3リッター直6コモンレール(218ps、51.0kgm)がアナウンスされた。トランスミッションは、新開発の6段MT、もしくは6段ATが組み合わされる。一部モデルの動力性能が発表されていたので、ここに記す。0-100km/h加速は、520iが9.7秒、530dが7.1秒、530iが6.9秒。最高速度はそれぞれ、230km/h、245km/h、250km/hだ。



 

■数々の電子デバイス

7シリーズ同様、新しい5シリーズにも数々の電子デバイスが採用される。車両情報を統合して操作できる「iDrive」をはじめ、先行車の車速をモニタリングして速度を調節する「アクティブ・クルーズ・コントロール」(ACC)や、ステアリングホイールの舵角や速度に応じてヘッドライトの光軸を変化させる「アダプティブ・ヘッドランプ」などの新機軸も盛り込まれた。



 

さらに、速度感応式ステアリング「アクティブ・フロント・ステアリング」(AFS)が搭載されることもニュース。ホンダ「S2000タイプV」の「VGS(可変ギアレシオステアリング)」のように、速度に応じてステアリングの切れ角が変化するもので、ゆっくり走行しているときはクイックに、高速走行時は緩やかにステアリングが動く。
またこのAFSは、車両が不安定になったことを感知すると、即座に適切なステアリングアングルに切り替え、高いコントロール性が保たれるという。

価格は発表されなかったが、海外メディアが報じた価格を参考として掲載する。

520i:3万3000ユーロ
525i:3万5000ユーロ
530i:3万9000ユーロ
535i:4万7000ユーロ
545i:5万4000ユーロ
530d:4万ユーロ

(webCGオオサワ)

BMW:
http://www.bmw.de/

関連記事
  • BMW 540i Mスポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2017.4.4 試乗記 長年の歴史を誇るBMWの基幹モデル「5シリーズ」がフルモデルチェンジ。新開発のプラットフォームが用いられた7代目の実力はどれほどのものか、上級グレード「540i」の試乗を通し、ライバル車との比較を交えながら確かめた。
  • 特別な仕立ての「BMW 318i」200台限定で発売 2017.5.11 自動車ニュース BMWジャパンは2017年5月11日、洗練されたスタイリングとモダン&クラッシックなインテリアでスタイリッシュ感を高めたという特別仕様車「BMW 318iクラシック」を、200台限定で発売した。
  • 「谷口信輝の新車試乗」――BMW 540i Mスポーツ(後編) 2017.3.30 mobileCG レーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 前回に引き続き、今回も「BMW 540i」に試乗する。新しい直列6気筒エンジンを搭載する「5シリーズ」の真打ちは、どんなドライバーにお薦めか。谷口視点で分析する!
  • BMW 523dラグジュアリー(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.2 試乗記 全方位的進化を遂げた新型「BMW 5シリーズ」。部分自動運転を可能とし、燃費も大幅に改善するなど話題に事欠かないが、実際に運転してひしひしと伝わってきたのは車体の“軽さ”だった。「523dラグジュアリー」に試乗した。
  • BMW 318iスポーツ(FR/8AT)【試乗記】 2017.3.17 試乗記 BMWの「3シリーズ セダン」に、「1シリーズ」や「2シリーズ」と同じ1.5リッター直3ターボを搭載した廉価モデルが登場。そこに“駆けぬける歓び”はあるのか? 走りや乗り心地の印象に加えて、燃費のデータを報告する。
  • BMW 523i(FR/8AT)【試乗記】 2012.3.19 試乗記 BMW 523i(FR/8AT)
    ……708万7000円

    仕様変更により、エンジンが2.5リッター直6から2リッター直4ターボに載せ換えられた「523i」。セダンモデルでその走りと燃費性能を試した。
  • BMW、「M3」と「M4」をマイナーチェンジ 2017.5.9 自動車ニュース BMWジャパンは2017年5月9日、「M3」と「M4」のマイナーチェンジモデルを発表し、同日発売した。また今回の一部改良に合わせて、走行性能を高めた仕様「M3コンペティション」と「M4コンペティション」を追加設定した。
  • ポルシェ・カイエンGTS(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.16 試乗記 発表から7年、その後のマイナーチェンジからもはや2年半が経過した2代目「ポルシェ・カイエン」。もはや円熟の域に達した感のある同車は今、われわれにどんな走りを見せてくれるのだろうか。スポーティーな「GTS」グレードのステアリングを握った。
  • スバル・インプレッサG4 1.6i-L EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】 2017.5.10 試乗記 “素のグレード”の出来栄えにこそ、そのモデルの実力が表れる。スバルのCセグメントセダン「インプレッサG4」のエントリーモデル「1.6i-L EyeSight」に試乗。その走りや装備の充実度、静的質感などを通して、スバルの最新モデルの地力に迫る。
  • レクサスLC500“Lパッケージ”/LC500h“Lパッケージ”【試乗記】 2017.5.4 試乗記 “製品化を前提としない”はずだったコンセプトカーの発表から5年。ほとんどそのままの姿で登場し、世間を驚かせた「レクサスLC」がいよいよ日本の公道を走る。新開発のFRプラットフォームや10段AT、マルチステージハイブリッドなどの技術を満載した、新世代のラグジュアリークーペの出来栄えは?
ホームへ戻る