ダイムラークライスラー、燃料電池車の公道走行試験開始

2003.03.14 自動車ニュース

ダイムラークライスラー、燃料電池車の公道走行試験開始

ダイムラークライスラー日本は、2003年3月6日、メルセデスベンツ「Aクラス」をベースとした燃料電池車「F-Cell(エフ・セル)」が、国土交通大臣認定を取得し、日本での公道走行試験を開始したと発表した。また2003年後半より同車を顧客へ有償提供することも明らかにした。

ダイムラークライスラーは、試験モデル「NECAR(New Electric Car)」で燃料電池車の開発を進めてきた。「F-Cell」はその発展型で、Aクラスをベースとしたボディに、350気圧に圧縮された水素、440のセルからなる68.5 kWの燃料電池、最大出力65kW/最大トルク210Nmの電気モーターなどを搭載。最高速度は140km/h、1回の充填で150km走るという。

このプロジェクトは、2003年から2004年にかけて、日本、ドイツ、米国、シンガポールで合計60台の「F-Cell」を投入するという、同社が2002年10月に発表した「F-Cellプログラム」の一環。今回、この認定を取得したことにより、経済産業省が支援する「水素燃料電池実証プロジェクト」にも参加し、先んじて燃料電池車をリース販売しているトヨタ自動車、本田技研工業とともに、公道走行のデータ取得を行う。

ダイムラークライスラーは、今後の一般ユーザーへの普及のため、課題となっている燃料供給インフラの整備、燃料電池車の軽量化、コスト削減、信頼性、耐久性の向上を進めていくという。

●F-Cell
ベース車両:メルセデスベンツAクラス
燃料電池システム
最大出力:68.5 kW
水素消費量:3.8〜4.2L/100km
航続距離:150km
最高速度:140km/h(スピードリミッターによる)

(webCG 本諏訪)

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