【カーナビ/オーディオ】CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に登場した注目の最新カーオーディオ(その2)

2003.03.07 自動車ニュース

【カーナビ/オーディオ】CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に登場した注目の最新カーオーディオ(その2)

例年、正月明け早々にラスベガスで開催される世界最大規模の電気ショーがインターナショナルCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。オーディオライター石田功がカーオーディオの最新情報を報告する。


【写真上】ALPINE SPX-Z18T
アルパインの最高峰カーオーディオ、F#1Statusのスピーカー。18cmウーファー+10cmミッドレンジ+トゥイーターの3ウェイで、トゥイーターは超高域再生を実現するリングラジエーター方式。
【写真下】ALPINE SPX-Z15M
16cmセパレート2ウェイシステムのSPX-Z15Mも登場した。トゥイーターはSPX-Z18Tと同じもの。高級ホームオーディオブランド、クレルのスピーカーに搭載されているものと同等のユニットだ。

■拡充されたF#1Statusシリーズ

高級機の注目どころは、アルパインF#1Statusのパワーアンプとスピーカーだ。昨年も参考出品されていたモデルだが、今年はデモカーに搭載され自由に試聴できるようになっていた。それだけ完成度が高まったということだ。
スピーカーは、18cmウーファー/10cmミッドレンジ/トゥイーターの3ウェイシステム「SPX-Z18T」と、16cmミッドバス/トゥイーターの2ウェイの「SPX-Z15M」の2種類。北欧のスピーカーユニットメーカー、スキャンスピーク社との共同開発によるもので、高級ホームオーディオメーカー、クレル社のスピーカーシステムに搭載しているものと同等のユニットをベースに、アルパインらしさを加味しているという。


ALPINE MRV-F900
F#1Statusのパワーアンプは、4chのMRV-F900が1モデル。出力は200W×4。ブリッジャブル・アンプなので3ch/2chでの使用も可能。某有名ホーム用パワーアンプに採用されている高級パーツをふんだんに使用。

大型のトゥイーターはリングラジエーター方式。最近、この方式のトゥイーターが増えてきているのは、DVDオーディオやSACDの超高域再生に対応するためである。ちなみに価格は3ウェイのSPX-Z18Tで4000ドル前後とのこと。国内ではブラックスのグラフィックプロやコンフィデンス、カロッツェリアのRSシリーズあたりが同じ価格帯になるだろう。
パワーアンプは4/3/2chの3通りの使い方ができるブリッジ接続が可能な4ch機「MRV-F900」が1機種。ラックスマンの6チャンネルモデルほどはあろうかという大柄なボディで、200W×4の出力をもっている。こちらも某有名ホーム用アンプに搭載している高級パーツをふんだんに採用しているそうで、マニアなら注目したい製品である。なお、F#1Statusのデジタルプロセッサー「PXA-H900」の能力をフルに活かしてマルチシステムを組む場合、最低でもこのアンプが3台必要になるわけで、デモカーのSクラスもそんな仕様だった。


Phoenix Gold Octane-R Series
2003年4月からの出荷が予定されているフェニックスゴールドのニューシリーズ。パワーアンプは80W×2のステレオ機から3000Wのモノラル機まで全10モデルを用意。スピーカー&サブウーファーもラインアップ。

高級機の新作で目立ったのは、このアルパインくらい。ボストン・アコースティックスのリファレンス機ZシリーズのプロトモデルやロックフォードのタイプRFなど、高級機が目白押しだった昨年に比べると、ややもの足りなさを感じた。しかしその分、今年はリーズナブルな新作モデルが充実していたのも事実。カーオーディオが一部のマニアのものになりつつある傾向に歯止めをかける意味でも、カーオーディオのすそ野を広げる意味でも、ベーシッククラスは重要であり、人気が高まることを期待したいものだ。


polkaudio CARBON Series
ポークオーディオが参考出品したスピーカー&パワーアンプのように、アルミホイール風デザインのグリルを採用したスピーカーやカーボン調トップパネルをあしらったパワーアンプなど、ドレスアップを意識したデザインのカーオーディオが多い。

そんなベーシッククラスのモデルだが、ドレスアップアイテムのひとつと捉えてデザインする傾向が見られる。フェニックスゴールドの「オクタン・シリーズ」などは、もろにスポーツ・コンパクト系ドレスアップカーのオーナーをターゲットにしているようだ。また各社のブースを見てもアルミホイール風デザインを施したスピーカーグリルを採用したモデルが多く見受けられたり、カーボン風の素材をパワーアンプにあしらってみたり、リーズナブルなモデルほどデザインを重視する傾向にあるようだ。これは2001年に公開されて一部で話題になった、スポコン系カスタムカーが多数登場する映画『FAST&FURIOUS』の影響が大きいようで、この2作目はロックフォードがスポンサードして、公開に合わせて新ブランドを立ち上げるという噂もある。


JL AUDIO e-Series
JLオーディオの新型アンプは従来アンプの下のグレードとなるベーシック・シリーズ。120Wモノラルのe1200から45W×2のe2150、45W×4のe4300、45W×6のe6450まで4種類をラインアップ。モノアンプ以外はチャンネル当たりの出力が同一だから、数台を組み合わせるときに使いやすい。

もちろん、ドレスアップの一部としてカーオーディオを組み込むという楽しみかたもありだが、シンプルで小さくて安くて音がいい。そんな真面目なカーオーディオがあってもいいと思うのだが。

(文=石田功)


Rockford Fosgate PUNCH Series
ロックフォードのパンチシリーズ・アンプがスクエアなエンドキャップを採用してリニューアル。従来のラウンドしたシェイプに比べ力強いイメージになった。パワーシリーズも同様のデザインを採用。パワー・シリーズ8機種とラインアップも充実。


SONY P5 Series
ソニーからP5シリーズというユニークな5角形のサブウーファー&パワーアンプが登場。サブウーファーはアルミコーン採用機が10/12インチの2機種、赤いPPコーン採用機が8/10/12/15インチの4機種。パワーアンプはD級駆動のモノラルアンプが2機種で、上級のXM-D1000P5は1600Wのパワーを誇る


JL AUDIO W7
昨年、登場したJLオーディオの最上級サブウーファー、7Wシリーズに8インチの8W7が追加された。オーバーロールエッジやWコーンなどの技術をフルに投入。


KICKER Solo X
昨年に比べてめっきり数は減ったが、このような巨大サブウーファーも相変わらず展示されている。このキッカーのソロXは18インチ四方というビッグサイズで最大入力はなんと10000W。定格でも5000Wの耐入力を誇る。怪フレームと振動板&ボイスコイル部が脱着式になっているのも特徴。

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