ポルシェ「カレラGT」詳報【ジュネーブショー03】

2003.03.06 自動車ニュース
【ジュネーブショー2003】ポルシェ「カレラGT」詳報

【ジュネーブショー2003】ポルシェ「カレラGT」詳報

2003年3月4日、スイスはジュネーブで開かれるモーターショー、「ジュネーブ73rdインターナショナルモーターショー」が開幕した。webCGコンテンツエディターのアオキが、ポルシェブースの目玉「カレラGT」の報告。


ドライバーズシートに座るのは、ヴァルター・ロール氏。2002年のパリサロンでは、朝6時に、プレスの前にカレラGTのステアリングホイールを握って登場した

【ジュネーブショー2003】ポルシェ「カレラGT」詳報

日本からフランクフルトを経由してジュネーブに入る。2003年3月4日からのプレスデイ前夜、ポルシェは「フェラーリ・エンツォ」に対抗すべく公道に放った最速モデル「カレラGT」の市販車を、旧空港ビルにして現チャーター便発着用のタワーで発表した。
カーボンモノコックシャシーに、、ルマン24時間レース用エンジン由来の5.7リッターV10(612ps、60.2kgm)をミドに搭載したロードスター。0-100km/h加速を3.9秒、0ー200km/hを9.9秒でこなすという。ウェイトは1380kg。


開発責任者のヴォルフガング・ディルハイマー氏、研究開発部門担当役員とともに。カレラGTの技術的ハイライトとして、カーボンボディ、強力なエンジン、そして世界ではじめて採用された小型軽量の「ポルシェ・セラミック・コンポジット・クラッチ」が挙げられる

【ジュネーブショー2003】ポルシェ「カレラGT」詳報

会場には、白い布で四角くかこまれた一角があり、もちろんそこにはカレラGTが入っていることが予想された。
「最高性能を競うスポーツカーの開発レースを始めたのはポルシェではありません。しかし、このセグメントで性能の優劣を決めるとなれば、純スポーツカーメーカーをもって自負するポルシェが手をこまねいているわけにいかないのも自明のことです」と、ポルシェAGのDr.ヴェンデリン・ヴィーデキング社長が壇上で話し始めた。「純スポーツカーといえども、日常の使用に耐えること」「相応のお金を払ってくださることをいとわないお客さま」がいること、をカレラGT市販化の条件にしたという。
危機に陥っていたポルシェをみごとに復活させた敏腕経営者たるヴィーデキングは、以前より21psアップした「カレラGT3」をリリースしたこと、メインマーケットたる北米にまだ投入されていないにもかかわらず、初のSUV「カイエン」の販売が好調であることに言及、昨年度5万4234台だった販売台数を、2002/2003年度は6万5000台を目標にすると語った。


屋根は2分割され、フロントフードの下に収納できる

【ジュネーブショー2003】ポルシェ「カレラGT」詳報

アメリカのイラク攻撃に反対するドイツの姿勢が業績に与える影響について、「事態がエスカレートした場合、自動車市場と金融市場にどのような影響が及ぶか、予断を許しません」と触れ、「イラク和平をめぐる政治論議が長期化しただけで、買い控えの動きが現れている」と、警戒感を示した。

ポルシェの新世代スーパースポーツ、カレラGTは、今年の夏から、ライプツィッヒの新工場で生産が開始され、2005年までに1500台を幸福な、そして裕福な顧客のもとにデリバリーされるという。価格は、39万ユーロ(約4992万円)である。

(webCGアオキ)

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