ルノー「セニックII」「メガーヌIIクーペカブリオレ」【ジュネーブショー03】

2003.03.06 自動車ニュース

【ジュネーブショー2003】ルノー「セニックII」「メガーヌIIクーペカブリオレ」

2003年3月4日、スイスはジュネーブで行われる恒例のモーターショー、「ジュネーブ73rdインターナショナルモーターショー」が開幕した。
ルノーは、昨年フルモデルチェンジした「メガーヌII」のバリエーションを2台発表。先代にもあったミニバン「セニック」の新型と、プジョー「307CC」と真っ向から対決する「クーペカブリオレ」がそれらだ。
自動車ジャーナリストの金子浩久が、現地から報告する。

■成功作の常套手段・・・ルノー・セニックII

ルノーは、「セニック」のようなクルマのことを“MPV(マルチパーパスビークル)”と呼んでいる。マツダに同名のモデルがあるが、ルノーは広いインテリアスペース、多用途性、十分な荷室スペースの3点を強調している。
先代セニックよりもボディを大型化し、その分、室内スペースも拡大。助手席を倒すとフラットなテーブルが出現したり、シートアレンジのパターンが増やされた。ボディを大きくし、各部に磨きをかけるという、成功作のモデルチェンジの常套手段を使い、セニックIIに生まれ変わった。

ただ、メガーヌIIのリアスタイルのアクの強さに較べると、セニックIIはやや常識的で、ショー会場では見た目のインパクトに欠けるものがあった。メガーヌIIのアクの強さを嫌う客を、ルノーはセニックIIでフォローしたいのかもしれない。数ヶ月後には、7人乗り版が発売される。

■ライバル対決に注目・・・ルノー・メガーヌIIクーペカブリオレ

先代メガーヌのクーペとカブリオレを合体して2で割ったようなクルマ。つまり、ルーフを電動で開閉する2ドア4座クーペだ。偶然とはいえ、プジョー307CCと狙うところはまったく一緒。最大の違いは、こちらのルーフはガラス製だということだ。
エンジンは、ガソリンの1.6リッターと2リッター、1.9リッターのディーゼル。ディーゼルには、6段MTが奢られる。

曲線をいかした造形の307CCに対して、メガーヌIIクーペカブリオレは直線のエッジを随所に効かせて、雰囲気は大きく異なる。どちらも、写真で見るよりも実物の方が魅力的だ。

では、電動開閉ルーフを持った2ドア4シータークーペとして両車を比較してみると、どちらに軍配が上がるだろうか。
ボディの大きさはほとんど同じ。エンジンバリエーションはメガーヌIIクーペカブリオレが勝るが、トランスミッションを較べると、307CCではMTの他にティプトロニックも選べる。ガラスルーフを備えている点では、メガーヌIIクーペカブリオレに分があるだろう。展示車を覗き込んだだけの比較だが、インテリアの仕立て、センスなどでもメガーヌIIクーペカブリオレがリードしていたように見えた。

走りだけは運転してみないことにはわからないから結論は下せないが、価格も含めたこの2台の比較にはとても興味がある。早く乗ってみたい。

(文=金子浩久)

ルノー「セニックII」「メガーヌIIクーペカブリオレ」【ジュネーブショー03】の画像

ルノー・メガーヌIIクーペカブリオレ

ルノー・メガーヌIIクーペカブリオレ

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。