Fニッポン「ウィング脱落」原因と対策

2003.03.06 自動車ニュース

Fニッポン「ウィング脱落」原因と対策

2003年シーズンから、フォーミュラニッポンのワンメイクシャシーとなった「ローラB351」。各チームがシェイクダウンを行った、2月15、16日の第1回公式合同テスト(セントラルパークMINEサーキット)で、道上龍(5ZIGEN)のフロントウイングが脱落、また続けて同サーキットでもたれたプライベートテストでも松田次生(COSMO OIL CERUMO)のフロントウイングが同じく落ちてしまった。
シャシーを供給するローラ社は、ウィングを固定している4本のボルトが折れたのが原因だとし、その対策としてボルトの直径を6ミリから8ミリに太くするなどした。

3月1日、2日に行われた第2回公式合同テスト(富士スピードウェイ)では、各チームとも対策部品を使用してテストにのぞんだ。
富士スピードウェイの長いストレートでは、最高速は310km/h前後に達する。ウィング脱落は大惨事を招きかねないため、チームも神経をつかった。それぞれ独自の対策も考案し、例えばKONDO RACINGは、カーボン製のL字型の補助板を取り付けて補強していた。

寺本浩之チーフエンジニアによると「レギュレーションでは、ウィングパーツはローラ社製以外のものを使ってはならないので、これは違反です。でも、リアウィングもフロント同様の固定方式ですし、もしリアウィングも取れてしまったら、マシンへのダメージは計り知れないほどの事故につながる。なによりもドライバーの命に関わる問題なので、違反だがテストということもあり採用した」と説明してくれた。

ウィング脱落対策に関して、各チームの代表で話し合いがもたれ、KONDO RACINGの方式も報告された。その結果、全チームが採用する方向で一致し、主催者のJRP側も改造を認めたと言う。なお、製作はサイズなどを明確にした図面を作り、それに基づき各チームが行う予定という。

(文&写真=KLM Photographics J)

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