第3回:ホストに似てる

2003.02.28 エッセイ

第3回:ホストに似てる

ちょっと古いネタで恐縮ですけど、ぜひお話したいんでひとつよろしく。

去年末、ライターの清水ソーイチ先生に誘われて「中村うさぎのホスト祭り」なるものに行きました。中村うさぎさんってのは週刊文春で「ショッピングの女王』」なる連載をやってるブランド物クレイジー。最近ではそれが高じてホストCrazyになってるんだけど、あげくに本を出し、パーティも開いたわけ。そ、漫画家の一条ゆかり先生やサラダ記念日の俵万智先生など、お金はありそうだけど男運悪そうな(?)女流作家ばっか集めてね。

で、新宿を中心とした各ホストクラブのトップホスト!(って一体なんだ?)ばっか20人ぐらい集めてパーティしたわけだけど、そこで気づいたことがあります。それは……
「ホストとはなんぞや?」ってこと。
正直、いい男だけではない。確かにジャニーズ系やらモデル系やら多いし、平均的に色気のある男たちばっかなんだけど、決してそうでないのもいる。ではなにがポイントなのか。それは……
「平気でウソが付ける」ってコトなんだよね。おそらく。話を聞いてると「5回オンナに刺された」とか「怒らせた」とかそんなんばっか。しかもそれをサワヤカに話す。それこそなんの罪悪感もなく。

それって一種の才能なんですね。要するに彼女がいる男が別の女性に言い寄られたとき、大抵「俺、彼女がいるんだ」ってポロって言っちゃうように、普通の男性諸氏は意外とウソがつけない。それこそ浮気すると顔に出る、合コンしただけで笑っちゃう男がいる。
だけどコイツらはそうではない。別にオンナがいようが借金あろうが病気もってようが平気で「いないよ」とか「事業始めようと思ってんだよね」とウソが付けそう。そういう人種だと思いました。「ある意味、度量が深いんじゃない」って言った人もいるけどね。でも基本的には精神的極悪人では?

先日そのハナシをしていたら、某レーシングドライバーの方が「わかった、要するにNやKと同じでしょ!」と。そう、そうなんです!! 同じ匂いがするんだよなぁ、そういう人と。
ま、適当に想像してくださいな。

(文=小沢コージ/2003年2月28日)

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』