トヨタ、テレマティクス技術「G-BOOK」をスバルに提供

2003.02.25 自動車ニュース

トヨタ、テレマティクス技術「G-BOOK」をスバルに提供

2003年2月24日、トヨタ自動車と富士重工業(スバル)は、トヨタが開発した「G-BOOK」の車載情報端末と情報ネットワークサービスを、2004年以降に販売されるスバル車に適用することで合意。実現に向けて具体的な検討を開始したと発表した。

トヨタが開発した情報ネットワークサービス「G-BOOK」は、主に自動車に搭載される情報端末を利用したテレマティクス技術。車内でのメール受信や音楽ダウンロードなど、様々な情報が手に入るサービスがウリだ。G-BOOK端末は、2002年10月に発売された「WiLLサイファ」に初搭載。今後発売されるトヨタ車への採用が見込まれる、トヨタIT戦略の要だ。
一方のスバルは、車内の情報制御にテレマティクスサービスを活用する独自の対応を検討していたものの、2002年7月からはトヨタとの共同研究を開始。協業の検討を進めてきた経緯がある。

今回の協力は、「低コストで良質なサービスを広く提供したい」とするトヨタと、「テレマティクスの普及・発展において、自動車メーカー間の協業が不可欠」とするスバルの考えが一致したことによるものという。

現在、自動車メーカー数社が独自の情報サービスを展開。しかし、ネットワークや情報インフラがメーカーごとに異なるため、例えばユーザーが他社のクルマに乗り換えた場合、それまで利用していた情報サービスが受けられなくなるなどのデメリットがあった。トヨタとスバルの協力が、テレマティクス普及に向けた規格統一、標準化に拍車をかけ、良質で安価なサービスをユーザーに提供する、というのが両社の主張である。

主な合意の内容は、以下の通り。

1. トヨタとスバルは、両社のテレマティクスサービスのネットワーク、情報インフラなどの規格をG-BOOKをベースに共通化し、インフラを共用化する。
2.. スバルは、2004年以降販売の国内モデルに、G-BOOK対応の車載情報端末を搭載し、同サービスをユーザーに提供する。
3. トヨタは上記を実現するために必要な、情報通信サービス、インフラ、適用技術をスバルに提供する。

なお、具体的な仕様、条件、時期、ビジネスモデルなどについては、両社で今後検討するという。

(webCGオオサワ)

「G-BOOK」の詳細については、トヨタの新しいテレマティクス「G-BOOK」(http://www.webcg.net/WEBCG/news/000011977.html)、または「G-BOOK」は最強のネットワークサービスになるか?(http://www.webcg.net/WEBCG/news/000012005.html)を参照されたし。

 
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