Fニッポンの新しいマシン「ローラB351」

2003.02.20 自動車ニュース

Fニッポンの新しいマシン「ローラB351」

3月23日、鈴鹿サーキットの第1戦で幕を開ける2003年のフォーミュラニッポン。今年から全チームがレイナードからローラのニューマシン「B351」にスイッチした。各チームがシェイクダウンを行った2月15、16日の公式合同テストで、ドライバーにニューマシンの感想を聞いてみた。

■アンダーなマシン

テスト初日の午前中、参加した全10チームは、ファクトリーで算出したデータをもとに組み上げられたマシンを、そのままの状態で走らせ、データの収集に努めた。
走行直後に話を聞いたほとんどのドライバーは、「思っていたよりいい感じ」「もっと頼りないかと思っていたが、しっかりしていた」「特に問題ない、ちゃんと走ったよ」と、未知のマシンに抱いていた不安を払拭したようなコメントを残していた。

2日間総合のトップタイムを記録した本山哲(IMPUL)は、「ダウンフォースが少なくなってるからコーナーは遅いかな。コーナーで前のマシンに近づきすぎると不安定になるけど、それはレイナードと大差ないようだ。(前に近づきすぎて)コースアウトしてしまったよ」。土屋武士(LeMan)は、「ひとことで言えば、だるい感じ。コーナーへスパッと入っていけない。シャープさが感じられなかった」と語る。

前年までのレイナードとの大きな違いは、狭くなった全幅、伸びたホイールベースにある。全幅は、レイナードの2000mmから20cm短縮され、現在のF1規定と同じ1800mmとなった。またホイールベースは2865mm(後期モデルで2899.3mm)から3000mmに延長された。この影響が、多くのドライバーがもらすアンダーステアに繋がっていると思われる。

服部尚貴(DoCoMo DANDELION)は、「やっぱり曲がらないよね。細くて長いとこうなるのかな。でも、まだセッティングを詰めてないからね、これから解決できると思ってますよ」。アンダーステア傾向を好むことで知られる立川祐路(KONDO RACING)でさえ、「アンダーがけっこう気になって、曲がらないなあって感じですよ」。

開幕戦に向けては、「まだとにかく走ってみただけですから、これからいろいろ試していいところを探して行きます」(立川)、「今回の走行で、ある程度は方向性が見えてきた」(服部)、「やることはわかっている、大丈夫ですよ」(土屋)と、各ドライバーとも残りのテストでマシンを仕上げていく意欲を語っていた。

開幕戦まで残された2回(4日間)の公式合同テスト(富士、鈴鹿)で、マシンのおいしいところを見つけ出し、開幕戦(鈴鹿)を制するのは、いったい誰なのか。

(文&写真=KLM Photographics J)




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