ポルシェ「カレラGT」をジュネーブショーで公開

2003.02.12 自動車ニュース
 

ポルシェ、「カレラGT」をジュネーブショーで公開

独ポルシェAGは、開発を進めていたスペシャルモデル「カレラGT」の生産モデルを、2003年3月に開催される「ジュネーブ・モーターショー」で世界初公開すると発表した。

 

■最高速度330km/h

ポルシェ「カレラGT」は、先ごろフェラーリが発表した「エンツォ・フェラーリ」のライバルと目されるスペシャルモデル。2000年9月の「パリサロン」で、カレラGTのコンセプトカーを出品、その後開発が進められていた生産モデルが、2003年3月に開かれる「ジュネーブショー」で公開される。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4610mm×1920mm×1160mm、ホイールベースは2730mm。モノコックとサブフレームには、レーシングカーのシャシーに用いられる、高剛性で軽量なCFRP(カーボン繊維強化プラスチック)を採用。ボディのいたるところに軽量構造技術を盛り込み、車重は1380kgである。ちなみに、エンツォ・フェラーリは、全長×全幅×全高=4702×2035×1147mm、ホイールベース2650mm、車両重量は1255kg(いずれも欧州仕様の値)。ボディは脱着式のルーフシステムを備え、オープンモデルに変身することも可能。トップはもちろんカーボン製で、重量は2.4kg。取り外したら、フロントのラゲッジルームに収納できる。

 

■最高速度330km/h

ポルシェが「生粋のレーシングエンジン」と主張するパワーユニットは、ドライサンプ潤滑システムを備える新開発の5.5リッターV10DOHC自然吸気エンジンがベース。生産モデルは排気量が5.7リッターに拡大され、最高出力612ps/8000rpm、最大トルクは60.2kgm(回転数は不明)を発生。もちろんミドシップだ。カレラGT専用に開発された6段MTと組み合わされ、最高速度330km/h、0-100km加速3.9秒、0-200km加速9.9秒をマークするという。

強大なパワーを受け止めるタイヤは、フロントが265/35ZR19、リヤは335/30ZR20サイズの、カレラGT専用に開発されたワイドタイヤを装着。特殊な鍛造法によって作られたという、軽量マグネシウムホイールと組み合わされる。ブレーキは、2001年に「911GT2」で量産車として初めて採用した「PCCB」(ポルシェ・セラミック・コンポジットブレーキ)を装着する。カレラGTでは、クラッチにもセラミック素材を採用。軽量、コンパクトで高い耐久性を誇るという、「PCCC」(ポルシェ・セラミック・コンポジット・クラッチ)を導入した。

カレラGTは、ポルシェ初のSUV「カイエン」を組み立てる、ライプツィヒ工場で生産。2003年の終わりには、デリバリーが開始される予定だという。生産台数や価格などの詳細は未定。

(webCG 永瀧)

ポルシェホームページ:http://www.porsche.com/

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