「ATの変速が変なのですが……」

2003.01.25 クルマ生活Q&A トランスミッション

「ATの変速が変なのですが……」

1994年型、ディーラー車の「ボルボ855GLE」に乗っているのですが、「P」レンジでアイドリング後「D」レンジへシフトしても、1速に入らないことがあります。すこしアクセルを吹かすと「カツン!」とショックがあり、ロウにシフトされます。また、「D」レンジから「R」レンジへギアを変えると、けっこうなショックがあります。エンジンマウントは異常ありませんでした。ATF(トランスミッションオイル)を交換しても、症状は同じでした。なお、上記の症状は、エンジンが冷えているときは発生しません。ご教示、よろしくお願いいたします。(AMさん)

お答えします。AT(オートマチックトランスミッション)の善し悪しの基準として、「タイムラグテスト」というものがあります。これは「P」(パーキング)レンジや「N」(ニュートラル)レンジから「D」(ドライブ)レンジをセレクトしたときに、きちんとギヤが入るまでの時間を測定します。

このテストで時間がかかるようだと、ATの機能が低下していることになります。メーカーによっても違いがありますが、1.5秒以下で反応しない場合は問題があると考えられるでしょう。アクセルを吹かしてエンジン回転を上げるとギヤが入るということなので、ATを制御する油圧が低いことが考えられます。

エンジンが冷えているときは大丈夫とのこと。つまり、フルードの温度が低くて粘度が高いので、油圧も高くなり、問題なく1速にシフトされるのでしょう。AT不調の原因に、オイルの粘度が考えられます。ディーラーなどのAT専用の測定器がある修理工場で油圧を測定してもらってください。原因がはっきりして、修理の見通しもつくはずです。

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