BMW、新型ロードスター「Z4」を発表

2003.01.15 自動車ニュース
 

BMW、新型ロードスター「Z4」を発表

BMWジャパンは、新型ロードスター「Z4」の価格を発表、2003年1月11日から販売を開始した。価格は、2.5リッター直6 DOHCを積む「2.5i」が450.0万円、3リッター直6 DOHC「3.0i」は555.0万円。いずれも右ハンドル、5段ATのみで、同年6月下旬からデリバリーを始める予定という。


欧州仕様のカタログでは、3リッターの6段MT仕様で、0-100km/h加速が5.9秒、最高速度250km/hと謳われる。ライバルと目される、ポルシェ「ボクスターS」に迫る数値だ
 

■「プレミアムロードスター」へ

BMW「Z4」は、2002年9月のパリサロンで初めて実車がお披露目された、2座のオープンスポーツ。1995年にデビューした「Z3ロードスター」の後継モデルとなる。ボディサイズをひとまわり拡大、エンジン排気量をアップし、内外装ではユーザーが指定するセミオーダーシステムを採用。「プレミアムロードスター」(プレスリリース)として登場した。

Z3は先々代(E30型)3シリーズをベースとしたが、Z4では現行3シリーズ(E46型)をオリジンとする。ボディサイズは、全長×全幅×全高=4091×1781×1299mm、ホイールベースは2495mm(いずれも欧州仕様車の参考値)。Z3と較べて、それぞれ31mm×41mm×19mm大きく、ホイールベースは50mm延長された。

ソフトトップのオープンボディで、2.5リッター仕様は手動式、3リッター版は電動式の折り畳み式ルーフを装備する。手動式は、片手でセンターロックを解除し、後方に引き上げれば自然に折り畳まれる、新しい機構を採用。電動式も機構は同じで、ボタン操作により約10秒で自動格納される。リアウィンドウは、熱線入りのガラス製だ。


ドライビングをサポートする電子制御システムとして、ABSはもちろん、限界域での車両安定性を高めるDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)を標準装備する
 

■クラシックとモダンの融合

デザインは、ロングノーズ&ショートデッキ、ショートオーバーハングなど、Z3と同様に古典的なロードスター形状を踏襲しつつ、新型「7シリーズ」以来のくっきりしたボディラインを特徴とする新しいBMWデザインを身に纏う。クラシックとモダンの融合が謳われる。ボディ色は、メタリックカラー5色、ソリッドカラー2色の、計7色が用意される。

インテリアもエクステリア同様、クラシックとモダンの混合。T字型のセンターコンソール&インパネなどで、クラシカルなロードスターのイメージを与えつつ、スピードメーターとタコメーターなどに新デザインを採用した。ステアリングホイールは、Z4向けに新開発された直径38mmのコンパクトな3本スポーク。これはBMWモデルのなかで、もっとも小径なステアリングホイールだという。


Z4はZ3同様、前:後=50:50の理想的な軸重量配分を実現したという
 

■2種類の「M54型」ストレートシックス

エンジンは、「M54型」と呼ばれる2種類のストレートシックス。既に3シリーズなどでお馴染みのユニットである。
2.5リッターユニットは、192ps/6000rpmの最高出力と、25.0kgm/3500rpmの最大トルクを発生。一方の3リッターは、231ps/5900rpmと30.6kgm/3500rpmを搾り出す。いずれも電子制御エンジンマネージメントや、「ダブルVANOS」と呼ばれる吸排気双方のバルブコントロールシステムを装着。環境性能は、2.5リッターはEU4と米国のLEV(低排出ガス車)、3リッターはULEV(超低排出ガス車)をクリアする。



 

さらに、エンジンのレスポンスや出力特性を変化させる、「DDC」(ダイナミックドライブコントロール)システムが備わることもニュース。室内の「スポーツ」スイッチを押すことで、ノーマルより早いタイミングで最高出力を引き出し、スロットルに対するレスポンスが向上するという。同時に、電動パワーステアリング(EPS)の制御も、ダイレクトでスポーティな制御に切り替わる。

トランスミッションは、シフトレバーの前後でギアチェンジできる、ステップトロニック付きの5段ATのみ。本国には6段MT仕様も設定されるが、残念ながら日本には導入されない。サスペンションは、フロントがシングルジョイント・スプリング・ストラット式、リアはセントラルアーム式で、いずれもスタビライザーを装着。形式はベースの3シリーズと同じだが、標準でスポーティな「Mスポーツ・サスペンション」仕様となる。タイヤは、2.5リッターが225/50R16とアルミホイール、3リッターは225/45R17とアルミホイール。オプションで前225/40R18、後255/35R18という、マッチョな仕様も選べる。

(webCGオオサワ)

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