BARホンダ、2003年マシン「005」発表

2003.01.15 自動車ニュース

BARホンダ、2003年マシン「005」発表

F1チーム「ラッキーストライクBARホンダ」は、2003年1月14日、スペインはバルセロナで2003年型ニューマシン「BARホンダ005」を発表した。トヨタ(1月8日)に次いで2番目に早い新型ローンチとなる。

■小型化、軽量化、低重心化、そして空力向上

1999年、「ティレル」チームを元に、BAT(ブリティッシュアメリカンタバコ)の資金と、レーシングカーコンストラクター「レイナード」の技術を投入し、GPに打って出たBAR。翌年からホンダがエンジンサプライヤーとして参画。車体開発もBAR、ホンダのジョイントで行われることとなった。
1997年のドライバーズチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴをトップドライバーに擁し戦ってきた過去4年間、最高位はヴィルヌーヴの3位2回(2001年スペイン/同ドイツ)と、ややさびしい結果しか残っていない。

起死回生を図るべく登場した「005」は、根底からエンジニアリング基準を見直し、前年型「004」と較べ、小型化、軽量化、低重心化と、空力性能の向上に成功したという。開発の陣頭指揮をとったのは、テクニカルディレクターのジェフ・ウィリスだ。

具体的には、各部のバルクヘッドの軽量化、Xトラック社のパーツを組み込んだアルミ合金ケーシングのギアボックスの採用、軽く小さいトーション・スプリング形式のサスペンション投入など。以前よりパーツが10%(!)少なくなったという。

2003年はBARにのみ供給されるホンダの3リッターV10エンジンも新型「RA003E」となった。こちらも軽量コンパクト化と低重心化を実現しながら、パワー、トルク性能向上を図った。馬力は800ps以上、回転数は1万8000回転を超えるといわれる。
タイヤは引き続きブリヂストンを履く。

ドライバーズラインナップは、今年32歳になるヴィルヌーヴと、ルノーから移籍してきた1980年生まれのジェンソン・バトン。これに、間もなく26歳になる佐藤琢磨、23歳のアンソニー・デイヴィッドソンがバックアップ部隊として加わる。

(文=webCG 有吉/写真=本田技研工業)

 

右から、ジャック・ヴィルヌーヴ、ジェンソン・バトン、ジェフ・ウィリス、デイヴィッド・リチャーズ、佐藤琢磨、アンソニー・デイヴィッドソン
 


 

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