【2003年デトロイトショー】ランボルギーニとアストンマーチン

2003.01.15 自動車ニュース
【2003年デトロイトショー】ランボルギーニとアストンマーチン

【2003年デトロイトショー】ランボルギーニとアストンマーチン

2003年1月5日から開催中の、2003年「デトロイトショー」(North American International Auto Show)。
SUVとクロスコンセプトのクルマにショーの“花形”をすっかり取られたカタチになったスポーツカーだが、いうまでもなく北米市場は最大のスポーツカーマーケット。企業としての浮沈がかかる高級スポーツカーメーカーにとって、手を抜けないショーだ。欧州2ブランドのブースを、webCGアオキが報告する。


【写真上2点】ランボルギーニ「ムルシエラゴ」コンセプトカー

【2003年デトロイトショー】ランボルギーニとアストンマーチン

■屋根を切った猛牛

ポルシェが「911」や「ボクスター」を、SUV「カイエン」の両脇にかしずかせ、フェラーリがマゼラーティブースにクロスコンセプト「クバング」を展示し、親会社アウディがSUVコンセプト「Pikes Peak qattro」をスターとして扱うなか、ランボルギーニは2頭の猛牛を並べた。黒い市販型「ムルシエラゴ」と、その“屋根切り”モデルである。
単なるタルガトップだった先代「ディアブロ」のオープンモデルと比較して、今回は、ピニンフェリーナの逸品、フェラーリ「ミトス」を思わせるフロント&サイドウィンドウの造形を見せる。流麗なスタイル。ムルシエラゴとして最大限の開放感を得ることにトライした。もちろん、純然たるショーカーで、ハードもしくはソフトトップの取り付けはまったく考慮されない。「オープン」が「スポーツカー」と切り離せない北米市場でのリサーチといったところだ。


アストンマーチン「AMV8ヴァンキッシュ」

【2003年デトロイトショー】ランボルギーニとアストンマーチン

■筋肉質のアストンマーチン

アストンマーチンは、コードネーム「AM305」こと「AMV8ヴァンキッシュ」を展示した。コンセプトカーとはいえ、2005年から市販されるV8モデルとして、かなりの完成度。英国はゲイドン(Gaydon)に新設される工場で生産される予定だ。
「完全なモダーンアストン」と謳われる同車は、12気筒を積んだ兄貴「V12ヴァンキッシュ」で培ったアルミとコンポジットを使ったボディ構造と「VH(Vertical Horizontal)プラットフォーム」を採る2シータースポーツ。「テーラーメイドのスーツを着た筋肉質なアスリート」と説明されるボディスタイルをまとう。サイズは、全長×全幅×全高=4347×1871×1298mmと、V12モデルからギュと圧縮された。ホイールベースは2600mm。車重は1500kgに収まるという。


アストンマーチン「AMV8ヴァンキッシュ」のインテリア

【2003年デトロイトショー】ランボルギーニとアストンマーチン

「フォードのエンジンとは何の関係もない」と関係者が語る、4.3リッターV8を搭載。駆動方式はFR(後輪駆動)。トランスアクスル(一体化したギアボックスとデファレンシャル)方式の恩恵で、前後重量比は50:50を目指す。
いままでにない顧客層を開拓するミッションを背負ったV8ヴァンキッシュ。「アストンマーチンは、“Never Ever”にボリュームカーとなることはない」と資料には誇らしげに記されるが、しかしもちろん、売れてくれないと困るわけで……。

(webCGアオキ)

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