鈴木亜久里、監督としてインディ500に挑戦

2002.12.11 自動車ニュース

鈴木亜久里、監督としてインディ500に挑戦

元F1ドライバーの鈴木亜久里率いる「スーパー・アグリ・カンパニー」は、2002年12月10日、都内で記者会見を開き、アメリカはインディ・レーシング・リーグ(IRL)への参戦計画を発表した。

1995年にF1ドライバーを辞した鈴木亜久里は、翌年、フォーミュラニッポンにチームとして参戦開始。1997年秋、(株)オートバックスセブンとともに「ARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)プロジェクト」を発足。以後、「世界に通用する日本人ドライバーの育成」をテーマに、国内外で活動を繰り広げてきた。

そして2003年、「インディアナポリス500」を頂点とするIRLシリーズへ、チームとして挑戦する。チーム名は、「スーパー・アグリ・フェルナンデス・レーシング」。CARTシリーズで中野信治が所属した「フェルナンデス・レーシング」とジョイントし、向こう3年間は1カー体制でのぞむ。そして2006年からは現地法人を設立し、日本人、アメリカ人両ドライバーを擁する計画という。

「パナソニックARTA」というマシン名が表す通り、メインスポンサーは松下電器産業(株)。F1でトヨタのマシンに大きく貼られるパナソニックのロゴは、IRLでは、来シーズンにデビューするホンダの3.5リッターV8エンジン搭載のダッラーラ製マシンに付けられる。

初年度にステアリングの握るのは、2002年、CARTのジュニアカテゴリー、トヨタ・アトランティック選手権にARTAから参戦したロジャー安川だ。
1990年にロサンジェルスでゴーカートを始め、翌年カリフォルニア州のジュニアカートチャンピオン獲得。1994年にイタリアに渡り、ゴーカートレーサーとしてのキャリアを積み重ねた。1998年に再び渡米、ジュニアカテゴリーを渡り歩き、2002年、トヨタ・アトランティック選手権に挑戦。シリーズランキングは10位に終わったが、オーヴァルでの成績をみればランキングトップ。「オーヴァルは得意。みんなの期待に応えたい」と自信を覗かせる。

監督としての初めての“世界進出”に、「正直、緊張しています」と漏らす鈴木監督。IRL参戦の理由については、「トップカテゴリーにチームをもつことにより、日本の若いドライバーたちの目標がより明確になると考えたから」と説明した。
「インディ500のトロフィーをもって帰ってくること、そしてIRLでタイトルをとること」を目標に、2003年3月2日、マイアミの開幕戦から、鈴木亜久里の“新たなる挑戦”が始まる。

(webCG 有吉)

「スーパー・アグリ・カンパニー」:
http://www.super-aguri.co.jp/
「ロジャー安川」:
http://www.desporter.com/roger/
「インディ・レーシング・リーグ」:
http://www.indyracingleague.com/

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