「ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違い」

2002.11.20 クルマ生活Q&A エンジン

「ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違い」

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの違いを教えてください。ディーゼルエンジンはどうして音がうるさいのですか? 大型トラックにガソリン車はないのでしょうか? 教えて下さい。(秋田県・TSさん)

お答えします。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンとでは、まず、みなさんご存知のとおり燃料が違います。ガソリンエンジンはスパークプラグを使って火種を起こして混合気を燃焼させる方式なので、自然発火しにくいガソリンを使います。一方、ディーゼルエンジンは自然発火によって燃焼させるため、着火点の低い軽油を使います。

ガソリンエンジンは、ピストンを下げるときに、燃焼室内に混合気(ガソリンと空気)を吸入します。次に下がったピストンは、上がりながら吸い込んだ混合気を圧縮します。この状態のところでスパークプラグから火花を出して混合気に着火させるのです。
するとスパークプラグ周辺から徐々に燃え広がり、膨張しながらピストンを押し下げて動力へと変換させるのです。コントロールされた“爆発”といってよいでしょう。
一つの火種で短時間に燃焼させなければいけないため、ガソリンエンジンには排気量の大きさに限界があります。ですから巨大な排気量は難しく、大型トラックには使われないのです。しかし燃焼が徐々に広がることから静粛性の面では有利といえます。

一方、ディーゼルエンジンはピストンが下がるときに空気のみを吸入し、次に上がりながらその空気を圧縮します。そのときの圧縮比はガソリンエンジンの2倍以上で、温度は数百度に達します。
ここで燃焼室に軽油を噴射します。すると軽油は一気に燃焼室の至る所で燃焼を起こし、膨張しながらピストンを押し下げるのです。燃焼室の大きさに左右されることなく排気量を大きくできるので、大型トラックに適しています。またガソリンのように順序良く燃焼を起こさないので、独特な“ガラガラガラ”という音が出るのです。