ファーマン、Fニッポンのチャンピオンに!

2002.11.05 自動車ニュース

ファーマン、Fニッポンのチャンピオンに!

全日本選手権フォーミュラニッポン第10(最終)戦決勝が、2002年11月3日、三重県は鈴鹿サーキット(5.821km)を35周して行われた。チャンピオンをかけた争いは、本山哲(XBOX IMPUL)が今シーズン5勝目をマークしたものの、ラルフ・ファーマン(PIAA NAKAJIMA)が3位に入ったことで、ファーマンに栄冠がわたった。
土屋武士(LeMans)が2位に入り、今シーズン3回目の表彰台となった。

最終戦を前に、ランキング1位のファーマンと2位本山との差は8点。本山がタイトルを奪取するには、とにかく優勝が絶対条件だった。
3番グリッドからスタートした本山は、ピットイン後の10周目にトップに立つと2位との差を広げ始め、結局、土屋を10秒近く離し、フォーミュラニッポン16回目の勝利をつかんだ。
一方、4番手からスタートしたファーマンは、5周目のヘアピンで脇坂を抜き、3位に上昇。以後、「この順位をキープすればチャンピオンを取れると思い、無理しないようクルマを労わるように走り」(レース後のファーマンのコメント)、3位のままチェッカードフラッグを受けた。前戦ツインリンクもてぎでチームタイトルを決めたPIAA NAKAJIMAは、ダブルタイトル獲得にわいた。

1996年の英国F3チャンピオン、イギリス人のファーマンは、1997年に異国の地、日本にわたり、フォーミュラニッポンに参戦開始。当初は思うような成績を残せず、初年度はランキング8位。以後、1998年7位、初優勝をとげた1999年4位、2000年は9位に終わっていた。しかしチャンピオンチーム、中嶋悟監督率いるPIAA NAKAJIMAへ移籍した2001年から徐々に頭角を表し始め、同年2勝をあげシリーズ4位。意気あがる2002年、10戦中4勝、2位3回、3位1回で、悲願の初タイトルを手に入れた。

ファーマンより1勝多くても、わずか2点差でチャンピオンを逃した本山は、「自分にできることは思い切り走ることだけだった。満点のレースができました」と、レース後に語った。

表彰台以下は、4位脇阪寿一(ARTA)、5位服部尚貴(5ZIGEN)、6位松田次生(PIAA NAKAJIMA)が入賞を果たした。

■2002年シーズン結果

●ドライバーズランキング
1位 ラルフ・ファーマン 62点
2位 本山哲 60点
3位 脇阪寿一 33点
4位 土屋武士 27点
5位 松田次生 19点
6位 道上龍 17点
7位 金石年弘 11点
8位 服部尚貴 9点
9位 光貞秀俊 8点
10位 リチャード・ライアン 6点
11位 荒聖治 3点
12位 ドミニク・シュワガー 2点
12位 黒澤治樹 2点
14位 ブノワ・トレルイエ 1位

●チームズランキング
1位 PIAA NAKAJIMA 81点
2位 XBOX IMPUL 60点
3位 ARTA 44点
4位 5ZIGEN 34点
5位 LeMans 29点
6位 DoCoMo DANDELION 6点
7位 Olympic KONDO 3点
8位 FORWARD NOVA 2点
9位 COSMO OIL CERUMO 1点

●エンジンチューナーズランキング
1位 東名エンジン 84点
2位 尾川自動車 68点

(文=webCG 有吉/写真=KLM Photographics J)

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フォーミュラニッポン参戦6年目の悲願達成。ラルフ・ファーマンは、ディフェンディングチャンピオンの本山哲を破り、ドライバーズタイトルを手に入れた

フォーミュラニッポン参戦6年目の悲願達成。ラルフ・ファーマンは、ディフェンディングチャンピオンの本山哲を破り、ドライバーズタイトルを手に入れた

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