CART第17戦、トヨタがマニュファクチャラーズタイトル獲得!

2002.10.28 自動車ニュース

CART第17戦、トヨタがマニュファクチャラーズタイトル獲得!

CART第17戦「ホンダ・インディ300」決勝が、2002年10月27日、オーストラリア・クイーンズランド州ゴールドコーストのサーファーズパラダイス市街地コース(4.472km)を40周して行われた。大雨で荒れたレースを制したのは、メキシコ人のルーキー、マリオ・ドミンゲス(ローラ/フォード)。自身、そしてヘルデス・コンペティションチームにとって初の勝利となった。
2位パトリック・カーポンティエ(レイナード/フォード)、3位はポール・トレーシー(ローラ/ホンダ)だった。また4位にケニー・ブラック(ローラ/トヨタ)が入ったことで、トヨタエンジンは7年目にして初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。ドライバーズタイトルは、前戦マイアミでクリスチアーノ・ダ・マッタが手中に収めており、トヨタはCART参戦の最後の年にダブルタイトル奪取に成功した。

数ヶ月にわたる干ばつに見舞われていた世界有数のリゾート地、サーファーズパラダイス。CARTマシンのエキゾーストノートが雲を呼んだか、決勝日は記録的な大雨。午後2時のスタート後、高木虎之介(レイナード/トヨタ)、エイドリアン・フェルナンデス(ローラ/ホンダ)ら9台が多重クラッシュを起こし、赤旗中断。ひっくり返ったマシンから助け出された高木とフェルナンデスは病院に運ばれたが大事には至らなかった。両ドライバーは棄権せざるを得なかった。

この中断で、予定周回数の70周は50周に短縮され、1時間半後に再スタート。3周のイエローコーション後にグリーングラッグが振られたものの、6周後には雨がひどくなり再びイエロー。以後、ゴールまで徐行が続くことになる。この時点でトップは、ポールポジションからスタートしたチャンピオンのダ・マッタ。

CARTのレギュレーションによると、規定周回数の半分でレースは成立する。多くのチームは、今回は36周で終了すると読んでいたが、レーススチュワードは、許される最大周回数20周の2回分、41周まで引っ張った。読みがはずれたチームは脱落、ドミンゲスに“棚ぼた”、否、幸運な勝利が転がり込んだ。

「はっきりいって、最高のかたちじゃないけど、優勝は優勝だよ」。レースらしいレースではなかったが、26歳のドミンゲスは初勝利後にこう語った。

2002年シーズンも残り2戦。次戦は11月3日、カリフォルニア州にある2マイルオーヴァル、カリフォルニア・スピードウェイで開催される。

(文=webCG 有吉/写真=トヨタ自動車)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。