ダ・マッタがCART新チャンピオンに!

2002.10.07 自動車ニュース

ダ・マッタがCART新チャンピオンに!

CART第16戦「グランプリ・オブ・アメリカズ」決勝が、2002年10月6日、アメリカはフロリダ州マイアミの市街地特設サーキット(2.23km)を105周して行われた。クリスチアーノ・ダ・マッタ(ローラ/トヨタ)が今シーズン7勝目を飾り、2002年のCARTチャンピオンシップタイトル「ヴァンダービルトカップ」を手中に収めた。
2位にはダ・マッタのチームメイト、クリスチャン・フィッティパルディが入り、ニューマン・ハースチームは1-2フィニッシュ達成。同チームにとって、1993年のナイジェル・マンセル以来となる4度目のタイトルを、最高のかたちで決めた。
エンジンサプライヤー、トヨタにとっては、1996年のシリーズ参戦以来、初のタイトルとなる。
レース3位は、ジミー・バッサー(ローラ/フォード)だった。


【写真上】初タイトルに喜ぶ29歳のブラジル人、クリスチアーノ・ダ・マッタ(表彰台中央)とチームクルーたち
【写真下】舞台は、マイアミのダウンタウンに位置するビスケイン湾に面したベイフロント公園内の特設コース。CARTは初開催となる。
マイアミは、アメリカでのダ・マッタのホームタウン。No.6の黒いローラ・シャシーは、“準”地元で今シーズン7回目の勝利を飾った

序盤をリードした、ポールポジションのトニー・カナーン(ローラ/ホンダ)とスコット・ディクソン(ローラ/トヨタ)が18周目に接触。ディクソンは、フロントサスペンションを壊しリタイア、一方のカナーンは幸いにもトップのまま復帰したが、レーススチュワードにより「危険なドライビング」と判断され、ペナルティを受け後退した。

この接触によるイエローフラッグで、上位のマシンはピットへ駆け込んだが、6番手スタートのダ・マッタは、許される最大周回数42周までスティントを引き伸ばした。この作戦が結果的に功を奏し、2位フィッティパルディに0.734秒差をつけ、チェッカードフラッグをくぐった。

ダ・マッタの今シーズン7回目の優勝は、アレックス・ザナルディ、ファン・パブロ・モントーヤと並ぶシーズン最多勝記録2位。残り3戦で2勝以上すれば、マイケル・アンドレッティ、アル・アンサーJr.を抜き1位の座をつかむことができる。

優勝後のダ・マッタは、「ファンタスティックの一言に尽きる。この快挙は、トヨタやチームのサポートなしには絶対に達成出来なかった。心から感謝している」とコメント。レースに関しては、「6番手スタートだったし、勝てるとは思ってなかった。他のドライバーはミスを犯し、我々はミスなく走った。今年よくあったことがまた起きたということだよ」と語った。

表彰台以下のトップ10は、4位アレックス・タグリアーニ(レイナード/フォード)、5位ブルーノ・ジュンケイラ(ローラ/トヨタ)、6位ミッシェル・ジョルダインJr.(ローラ/フォード)、7位エイドリアン・フェルナンデス(ローラ/ホンダ)、8位マイケル・アンドレッティ(ローラ/ホンダ)、9位カナーン、10位ダリオ・フランキッティ(ローラ/ホンダ)だった。中野信治(ローラ/ホンダ)は、11番手からスタートし、66周目にメカニカルトラブルでリタイア、3番手スタートと好調さを見せた高木虎之介(レイナード/トヨタ)も、トラブルに見舞われ39周で惜しくも戦列を去った。

ドライバーズタイトルが確定したいま、マニュファクチャラーズタイトルに注目が集まる。16戦で9勝を記録しているトヨタが287点で初のタイトル奪取に王手。ホンダが241点で2位、フォードは201点で3位だ。

次戦決勝は、10月27日、オーストラリアはサーファーズパラダイスで開催される。

(文=webCG 有吉/写真=トヨタ自動車)

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