プジョー「206」にワゴン版「SW」登場

2002.10.04 自動車ニュース
 

プジョー「206」にワゴン版「SW」登場

プジョージャポンは、主力モデル「206」シリーズにワゴン「SW」を追加設定、2002年10月4日に販売を開始した。


「XS」のインテリア。ボディ色によって、赤、あるいはグレーの装飾となる。シート生地はファブリック、メーターパネルはブラック
 

■プジョー「SW」の第2弾

「206SW」は、日本でも人気が高いハッチバック「206」(1999年5月発売)、“クーペ・カブリオレ”こと2シーターオープン「206CC」(2001年5月)に次ぐ、206ベースのステーションワゴンだ。
2001年のフランクフルトショーでコンセプトカーとして登場。本国フランスで発売されてから4ヶ月あまりで、日本デビューとなった。

206SWは、2002年8月29日発売の、ひとまわり大きな「307SW」に続く、「SW」第2弾モデル。フランス流に“ブレーク”と呼ばないところに、新しさを強調したいプジョーの目論見がある。なお307にはSW(7人乗り)に加えブレーク(5人乗り)もラインナップされる。

5ドアハッチのリアオーバーハングを195mm延長、それでも全長は4m強という、輸入車ワゴンとしては珍しいコンパクトさが特徴。わが国へは、1.6リッター直4を搭載する「XS」と、2リッター直4を積むスポーツバージョン「S16」の2車種が投入される。XSには4段ATと5段MT(2002年12月発売)、S16には5段MTを用意。右ハンドルのみで、価格は、XSの5段MTが199.0万円、同4段ATは209.0万円、S16は232.0万円。

エンジン3種とボディ形状3種、全12モデルとなった206シリーズ。プジョージャポンは、日本のプジョー人気の立役者に、さらなる販売増を期待する。


スポーツバージョン「S16」のインテリア。シートは座面とバックレストがファブリックとスウェード、ヘッドレストとサイドサポートには、レザーがあしらわれた豪華仕様だ。メーターパネルはマットシルバー調を採用し、スポーティな演出がなされた
 

■足まわりはワゴン専用チューニング

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4030×1675×1475mm。全高は全車標準装備のルーフレールにより35mm高くなったが、全幅と前後トレッドは変わらない。ホイールベースは2440mmでもちろんハッチと同じ。

インテリアは、フロントはハッチバックと基本的に同じつくり。一方で、リアドアは大型化され、Cピラー後部にクォーターガラスが加わり、特に後席のヘッドルームが拡大されたという。
荷室の容量は313リッター。後席は2:1で前方にダブルフォールディングでき、すべて折り畳めば、1136リッターまで広がる。さらに、助手席シートバックを前に倒せば、2.3mの長尺物が積載可能という。
荷室の床にはプラスチック製のレールを設置。さらにトノカバー、ラゲッジネット、12V電源などを装備し、ワゴンとしての使い勝手に配慮した。荷物の積みおろしがしやすいよう、地面からフロアまでの高さは、ハッチバックより低い545mmに設定。ガラスハッチのみを開けることもできるので、ちょっとした小物などを出し入れする際には便利だ。


「206SW」のリアビュー。ブーメラン型のリアコンビネーションランプが特徴的だ
 

206シリーズでお馴染みの1.6リッター直4 DOHC16バルブは、108ps/5800rpm、15.0kgm/4000rpmを発生。一方2リッター直4 DOHC16バルブは、137ps/6000rpm、19.4kgm/4100rpmとなる。
サスペンション形式は、ハッチバックのものを踏襲し、フロントがマクファーソンストラット、リアはトーションバースプリング式トレーリングアーム。ただし味付けはワゴン専。フロントはアンチロールバー径を増やし、ショックアブソーバーを硬めに、またリアは、オーバーハングの延長と荷物の積載を考慮して、様々な変更が加えられたという。クロスビームに取り付けたプレートに、サスペンションアームを連結する「ダイアゴナルビーム」が追加されたほか、ネガティブキャンバー、アンチロールバー径の増加、トーションバーバースプリング径の0.5mm増加、などが行われた。

(webCGオオサワ)

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