オペルの新ミニバン「メリーバ」【パリサロン02】

2002.10.02 自動車ニュース
【パリサロン2002】オペルの新ミニバン「メリーバ」

【パリサロン2002】オペルの新ミニバン「メリーバ」

「パリ・モーターショー」(Paris Mondial de l'automobile)、通称「パリサロン」が、2002年9月26日のプレスディで幕を開けた。自動車ジャーナリストの河村康彦が、現地から話題のモデルをレポートする。




【パリサロン2002】オペルの新ミニバン「メリーバ」

■「ワゴンR」から学んだ

「ザフィーラ」に続く、オペルのモノスペースカーが「メリーバ」。1.6、1.8リッターエンジンを搭載する、ブランニューモデルである。日本ではすっかりポピュラーになった、ミニバンを中心とする“モノスペースカー”は、ルノーが「メガーヌ・セニック」でヒットを飛ばして以来、ヨーロッパでも急速に一般化しつつある。

外観は少々地味な印象を受けるが、メリーバ最大のウリは、室内のユーティリティ性の高さである。オペルが呼ぶところの「フレックス・コンセプト」に基づき、シートは様々にアレンジ可能。130mmというロングスライドと、リクライニング機能を備えた後席は、シートバックを前倒しするとクッション部が前方に移動しながら沈み込み、荷室とほぼ面一化。1300リッターの空間を生み出す。また助手席シートバックを水平まで前に倒せば、全長1.7mまでの長尺物が収納できるという。

後席のアレンジ方法に先鞭を付けたのは、実はわが国のスズキ「ワゴンR」。スズキと同じGMグループのオペルは、欧州でワゴンRをベースとしたモデル、「アギーラ」を販売している。メリーバを造るにあたって、オペルはどうやら“先駆者”のアイディアを徹底的に勉強したようである。

興味深かったのは、展示車に韓国メーカーのエンジニアと思しきひとたちが、巻尺を片手に群がっていたこと。モノスペースカーは、最近の韓国メーカーが得意とする分野でもあるだけに、かっこうの“研究材料”となったようだ。

(河村康彦)

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