日産「マーチ」に新開発の4WDシステム

2002.09.06 自動車ニュース
 

日産「マーチ」に新開発の4WDシステム

日産自動車は、コンパクトカー「マーチ」に、新開発の4WDシステム「e・4WD」を搭載したモデルを追加設定し、2002年9月5日に発売した。


新開発「e・4WD」の模式図。基本は前輪駆動、状況に応じて「4WDコントロールユニット」が「ジェネレーター」に電気を発電するよう指示。電力は「モーター」へ伝わり、後輪を駆動する
 

「e・4WD」は、「雪道、凍結路面で抜群の発進性能・走行安定性」「すっきりと広い足元スペース、荷室スペース」「燃費性能の向上」を特徴とする日産の新しい4WDシステムだ。
基本は前輪駆動だが、滑りやすい路面などでは、車両後部に搭載された電動モーターが駆動し後輪もまわす、いわば“オンデマンド型電動ヨンク”であり、トヨタのハイブリッド・ミニバン「エスティマハイブリッド」で採用された「E-Four」と似ている。

4WD作動が必要な場合、駆動制御を司る「4WDコントロールユニット」が、モーター用電源を発電する「専用ジェネレーター」に発電を指示。その電力がモーターをまわし、モーターの力がクラッチを介して後輪に伝えられる。

トラクションコントロ−ル機能が備わるため、滑りやすい路面での発進がスムーズになる、プロペラシャフトがないためスペースを有効に使える、電動化により機械的なフリクションロスが低減し燃費が良くなる、というわけだ。

2WD(FF)と4WDは、スイッチ操作で選択可能。通常走行時はFFモードとし、経済的に走れることもポイントだ。

搭載されるモデルは、5ドアの1.4リッターモデル「14c-four」(127.5万円)と「14e-four」(150.0万円)。エンジンは4WD化にともない、1psと0.1kgmだけダウンした。トランスミッションは4段ATのみを設定する。

なお両車は、国土交通省の低排出ガス車認定制度「超-低排出ガス車(U-LEV)」であると同時に、2010年燃費基準もクリアしており、グリーン税制の優遇措置として、自動車取得税と自動車税が減税される。

(webCG 有吉)

日産自動車「マーチ」:
http://www.nissan.co.jp/MARCH/

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