トヨタの新しいテレマティクス「G-BOOK」

2002.08.31 自動車ニュース

トヨタの新しいテレマティクス「G-BOOK」

トヨタ自動車は、自動車を中心とする新しい情報ネットワークサービス「G-BOOK」を開発した。ニュースや天気予報、タウン情報などを得られるほか、自車の位置を表示、ツーリング仲間とのコミュニケーションを円滑にするほか、万が一の際には情報センターを経由して、救護を要請できる。さらには、トヨタのインターネットサイト「GAZOO」(http://www.gazoo.com/)を介して、買い物をすることも可能だ。
2002年9月1日から、ホームページ(http://g-book.com/)を開設し、10月1日からパソコンやPDA(携帯情報端末)向けに、一部のサービスを開始。2002年秋に発売予定の新型車に、G-BOOK対応端末を搭載し、本格的なサービスを開始する。

G-BOOKは、自動車に搭載される情報端末の利用を基本とする、トヨタの新しいテレマティクスサービスのことである。ユビキタスネットワーク社会(いつでもどこでもネットワークにアクセスできる社会)の到来に向けて、携帯電話やパソコンなどからもアクセス可能なシステムを構築するとともに、例えば携帯電話からクルマの位置などを把握するなど、端末同士の連携機能を持たせた。

ネットワーク機能の充実も、G-BOOK特徴のひとつ。従来のテレマティクスは、情報のやりとりに携帯電話を用いていたが、G-BOOKの車載端末は、データ通信モジュール「DCM」を搭載する。通信サービスは定額制なので、料金を気にすることなく使用できる。
端末はSDカードを装着し、ナビゲーションの地図や基本ソフト(OS)が保存される。だから、最新の地図やOSへのアップデートが簡単にできるほか、SDカード対応の携帯電話やオーディオプレーヤーと、音楽データを共有できるメリットもあるという。
ほかに、情報センターに設置したサーバー上で、オーナー1人1人の嗜好に合わせて画面やメニューを設定したり、クルマのメンテナンス情報などを管理する「ユーザーカスタマイズドサーバー」や、文字情報の音声読み上げ機能も搭載する。

G-BOOKサービスの概要は、以下の通り。

・セーフティ&セキュリティーサービス
運転中のトラブル発生時に、車両位置を情報センターで把握し救援車両を手配(「ロードアシスト24」)したり、携帯電話で車の位置を確認したり、盗難に遭った場合、位置を追跡できるサービス(「マイカーサーチ」)。
また車の状態をネットワークで遠隔から把握し、販売店などから適切なメンテナンス案内を行うサービス(「リモートメンテナンスサービス」)。

・ライブナビゲーションサービス
ナビゲーションと連動した、タウン情報や旅行情報などのサービス。好みのスポットを検索すると、そのままナビの地図上に表示したり目的地として設定することが可能。

・インフォメーションサービス
ニュースや天気予報、株価情報などを読み上げるサービス。使用者が好みの項目を予めセットしておくと、その関連情報だけを抽出するサービスも可能。
自分の車の任意保険の契約内容の紹介や更新、また金融サービスとして、車内からお客様の銀行口座や証券口座などにアクセスし、残高、取引明細などを照会できるサービスも提供する。

・エンターテイメントサービス
カラオケやBGMを車載機にダウンロードして再生したり、各種ゲームや音楽をSDカードにダウンロードするなどのサービス。

・コミュニケーションサービス
電子メールの送受信や伝言版、掲示板などのサービス。また、グループ走行などの際に、お客様同士が、互いの現在地をナビの地図上に表示できるサービスも提供する。

・Eコマースサービス
トヨタのインターネットサイト、GAZOOショッピングモールの商品や、G-BOOKの有償コンテンツやサービスを、オンラインで決済し購入できる。

・オペレーターサポートサービス機能
携帯電話などからの要請にオペレーターが対応し、お客様に代わって情報センターから情報検索やナビの目的地設定を代行するサービス。

(webCGオオサワ)

 
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