「省エネオイルは大丈夫?」

2002.08.25 クルマ生活Q&A ガソリン・オイル

「省エネオイルは大丈夫?」

最近、省エネオイルといううたい文句で0W30ぐらいの粘度のものが売られています。最近の市販車でもメーカー指定オイルとして納車時に入っている場合もあるようです。このオイルを10W30のオイルがメーカーにより指定されているエンジンに入れても大丈夫でしょうか? 低燃費、低フリクションには興味があるのですが、 あまり低い粘度だと本来の性能を発揮できなくなるだけでなく、最悪の場合、エンジンを壊す恐れがあるという話を聞きました。ちなみに私のクルマは現行型レガシィ250T-Bです。(Y.I@京都市)

お答えします。0W30が低燃費オイルといわれているのは、エンジンが冷えている状態でも抵抗が少ないので、エンジン出力に影響が出にくいからです。メーカー指定オイルが10W30のエンジンに0W30のオイルを入れても壊れたりはしません。

0W30のような軟らかいオイルの場合、油膜の厚みが薄いことからエンジンのメカニカルノイズが多少大きくなるかもしれません。焼き付きなどを心配なさっているかもしれませんが、極限状態で使う(連続高温状態が続くサーキット走行など)ことがないかぎり最近のクルマでは心配ありません。金属同士が接触した結果、焼き付いたりして壊れるのは、油膜が保持できなくなった場合ですが、最近の低燃費オイルは分子構造をいじった結果、燃えにくくなり、そういうことも起きません。

省燃費タイプのオイルは、冬場でも始動時の冷えた状態からエンジンにオイルがいきわたりやすく、エンジンの性能を発揮しやすいのです。しかし夏の暑い日はメーカー指定オイルのレンジ、もしくは、もう少し硬め方向のワイドレンジ(10W30だったら10W40や5W40)を使用したほうが、エンジン保護のためには安心です。

ターボチャージャー付きのエンジンや走行距離が多い少しくたびれたエンジンには指定のオイルもしくは、少し硬めのオイルを入れたほうが優しいでしょう。ターボエンジンは高温になるのでオイルが傷みやすいため、一段階熱に強いオイルを使ったほうが無難です。くだびれたエンジンはピストンとシリンダー間のすきまが大きくなっているので、硬いオイルで気密性を保つことが重要なのです。