今月の名車列伝(2012年9月)

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「名車列伝」9月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2012年9月は、気合十分! 車名に「スポーツ」のあるクルマを特集いたします。
1960 ジャガー SP250スポーツ/1960 NSU シュポルト・プリンツ/1967 フィアット 124スポルトクーペ/1970 東洋工業 コスモ・スポーツ/1984 ホンダ バラードスポーツCR-X

nissan_sport_200.jpg
種類:ガソリン 4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:直列/気筒数:4/排気量:860cc/最高出力(エンジン):20ps/3600rpm/最大トルク:4.9kgm/2000rpm/燃料供給装置:キャブレター/キャブレター数:1/過給装置:--

今月の一台

日産スポーツDC-3

第二次大戦後間もない1947年、ようやくGHQから乗用車生産が許可されたものの、まだ寒々しい時代にあって、異色の存在だったのがこの「DC-3」。
戦前からの旧式な実用車シャシーに、ワイドフィールド・モーターズの太田祐一氏がデザインした、MG風の4座オープンボディーを載せたもの。当時の日産自動車宣伝課にいた片山豊氏らの強い働きかけで実現したというが、まだ日本においては時期尚早というべきだろう、わずか50台ほどが生産されたに過ぎない。

1952年1月、当時のスタンダードセダンが94万円に対しDC-3は83万5000円と、かえって安価で発売されたにもかかわらず、その大半が売れ残ってしまった。やむなくオープンボディーを取り去り、トラックボディーに架装し直して売られたそうだ。後日その取り外したボディーは、戦前型を含めたシャシー上に、DC-3として再び蘇ったともいう。

いまの「フェアレディZ」に至る、日産製スポーツカーの先祖といってもよい意欲作だが、外観から想像されるスポーティーさにはほど遠い中身だったのも事実。エンジンはサイドバルブ860cc・20psのままだし、サスペンションは前後リーフによるリジッド、ブレーキはロッド式という具合である。

1954年頃まで細々と造られたようで、数年の空白の後、1958年に誕生したFRP製ボディーのダットサン・スポーツ(すぐにフェアレディへ改名)へと続く。
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