今月の名車列伝(2011年12月)

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「名車列伝」12月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2011年12月は、読者が選ぶ名車列伝 ―輸入車編―をお届けいたします。
1954 ダイムラー・ベンツ 300SL/1965 フォード GT40/1967 マセラーティ ギブリ/1970 ジャガー Eタイプ/ポルシェ 911/1986 BMW M3/1997 ルノー スピダー

ferrari512BB_200.jpg
種類:ガソリン 4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:直列/気筒数:12/排気量:4942cc/最高出力:360ps/6800rpm/最大トルク:46.0kgm/4600rpm/燃料供給装置:キャブレター/キャブレター数:4/過給装置:―

今月の一台

フェラーリ512BB

1976年のパリサロンにてデビューした「512BB」は、あらゆる点で「365GT4/BB」をより現実化したモデルといって良いだろう。

1気筒あたりの排気量を車名とするという創立以来のフェラーリの伝統は遂にフラッグシップたる12気筒ベルリネッタでも破られ、レーシングスポーツや8気筒シリーズのそれと同じ、排気量に気筒数を組み合わせた数が車名として選ばれた。
シャシーはフレーム、サスペンションとも365時代のそれを踏襲する。

180度V12 4カムの“ボクサー”エンジンはボア×ストローク共に広げられ、4943ccまで排気量アップされるが、パワーは逆に20psダウンの360psとなった。
しかし、従来から世界最速の302km/hを標榜していたマキシマムスピードについては、そのままの数値の公表が続けられた。

512への進化に当たってはボディも多岐にわたる変更を受けた。
先ずホイールベースは不変ながら全長は40mm延長され、この延長分はすべてリアのオーバーハングに当てられた。フロントにはエアダムスカートが組み入れられ、リアのホイールアーチ直前にはブレーキにフレッシュエアを導入するNASAスクープが取り付けられた。
また、365では6灯/6本でそろえられていたリアのランプ/マフラーカッターは、それぞれやや大径化され4灯/4本になった。

512BBで決定されたマイルド&コンフォータブル路線は81年にデビューした512BBiでは更に押し進められることになる。

ボクサー12ユニットには新たにボッシュKジェトロニック型インジェクションが組み合わされるが、512BBからは20ps、更に365GT4/BBからは実に40psもドロップした340psまでデチューンされた。 これによってメーカー公表のマキシマムスピードも、280km/h以上という現実的な数値に初めて落ち着くことになる。

しかし、始動性をはじめとする扱いやすさ、排ガス対策への容易さを考えると、インジェクションへの移行は時代の要求でもあった。

1984年に後継者「テスタロッサ」が登場、512BBiはラインナップを去る。
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