今月の名車列伝(2011年8月)

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「名車列伝」8月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2011年8月は、みんなで乗れる(?)世界のハイパフォーマンスカーを紹介いたします。
1965 マセラーティ 3500GTISクーペ2+2セブリング/1966 アストン・マーティン DB6/1969 ランボルギーニ イスレロ/1973 ランボルギーニ ウラッコ/1974 イソ・リヴォルタ レーレ/1975 ロータス エリート/1989 フェラーリ モンディアルt

DeTomaso_Longchamp_200.jpg
種類:ガソリン 4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:V型/気筒数:8/排気量:5763cc/最高出力:300ps/5400rpm/最大トルク:45.0kgm/4500rpm/燃料供給装置:キャブレター/キャブレター数:1/過給装置:―

今月の一台

デ・トマゾ ロンシャン

仏パリの有名な競馬場の名前が与えられたロンシャンは、1972年のトリノショーにデビュー。

この種のスーパースポーツとしては比較的安価ながら、ミドシップのパンテーラほどのスポーツ性を必要としない代わりに、より快適なグラントゥリズモを求めるマーケットのリクエストに応えて企画されたモデル。また、必ずしも4枚のドアを必要としないドー ヴィルの潜在的カスタマーのための2ドアクーペでもある。

ホイールベースは2600mmまで短縮されているが、シャシーフレーム、前後ダブルウィッシュボーンのサスペンション、リアがインボードのディスクブレーキなど、基本コンポーネントの多くはドーヴィルと共用している。エンジンもドーヴィルと同じフォード・クリーブランドV8OHVユニットは、5763ccから300psを発生するとされ、前進3段のATが標準で組み合わされて、1700kgもある豪華クーペとしては十分以上に俊足な240km/hの最高速をマークするとされた。

パンテーラ同様、極めてクリーンながらややダイナミックさに欠けるボディは、この頃にはデ・トマゾからフォード傘下になっていたカロッツェリア・ギア製で、作風からしても当時のチーフスタイリスト、トム・ジャーダのデザインと思われる。

1970年代中盤頃からオイルショックの影響で2シーター・ピュアスポーツのパンテーラの売れ行きにかげりが出た後は、本来安定した販売が望める実用性の高い4シーターモデル、ロンシャンが短期間ながらデ・トマゾの屋台骨を支えていた。

1975年にデ・トマゾは名門マセラーティを買収。1976年のジュネーヴショーにはこのロンシャンのボディ前後をピエトロ・フルアのデザインでモディファイ、1950年代のレーシングスポーツ450S直系のV8・4OHCユニットを搭載したマセラーティ・キャラミがデビュー、グループとしての主力機種はこちらに移行することになる。
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