今月の名車列伝(2010年8月)

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「名車列伝」8月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2010年8月は、加速命(?) 日本生まれのターボ車特集をお送りします。

1983 ニッサン ブルーバード/1987 トヨタ スープラ/1989 富士重工 レガシィ/1991 ニッサン フィガロ/1991 トヨタ アリスト/1996 三菱 ランサー/

cosmo200.jpg
種類:ガソリン ロータリー/冷却方式:水冷/シリンダー配置:直列/気筒数:3/排気量:654cc×2/最高出力:280ps/6500rpm/最大トルク:41.0kgm/3000rpm/燃料供給装置:電子制御燃料噴射/過給装置:ターボチャージャー

今月の一台

マツダ・コスモ

1990年4月、約8年半ぶりのフルチェンジでデビューする。当時空前の好景気に沸いていた日本に生まれた、極めて贅沢なクーペ。直接のライバルと呼べるようなクルマは日本には存在せず、世界に目を向ければジャガーXJSにも匹敵するような超豪華モデルである。

世界的にも希有なロータリー(ヴァンケル)エンジンは、RX-7と共用の2ローター13Bと、ル・マンでも活躍したグループCカー譲りの3ローター20Bの2本立て。共にツインスクロールターボを装着し、ロータリーと相性の良い4段ATとの組み合わせであった。

歴史的に見ても唯一の例となった3ローター20Bツインターボユニットは、レシプロならばV12にも相当するスムーズネスと、280psという強力なパワーを両立した。実際、音もなく吸い込まれるように猛然と加速する様は、ある種の恐怖心さえ感じさせる凄まじいものであった。

全長4.8mにも達する大柄なボディながら、シュミットフェルトバッハ製の高級レザー(Eタイプのみ)に包まれたインテリアは、あくまで2+2以上のスペースは持たない。商業的には成功を得ることのないまま、このあまりにもエレガントな時代の徒花は、1996年末をもってひっそりと生産を終えた。
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