今月の名車列伝(2010年4月)

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「名車列伝」4月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2010年4月は、目ヂカラ倍増! 4灯式ヘッドランプのクルマたちをお送りします。

1974 アルファ・ロメオ アルフェッタGT/1975 ロールス・ロイス カマルグ/1971 ホンダ 1300/1967 フィアット ディーノ・クーペ/1970 BMW 2800/1962 レイランド ヴィテス

種類:ガソリン4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:V型/気筒数:8/排気量:5340cc/最高出力:330ps/5750rpm/最大トルク:40.1kgm/4500rpm/燃料供給装置:機械式燃料噴射/過給装置:―

今月の一台

アストン・マーティン DBS V8

1969年9月に発表され、翌70年から市販開始されたDBS・V8は、1970年代のアストン・マーティンそのものであり、またデイヴィド・ブラウン時代最後のモデルとして記録される。

DBSと共通のボディに搭載された軽合金製90度V8・5340ccユニットは、1967年にローラT70MkIIIに搭載されてニュルブルクリングとル・マンに出場した試作エンジンの発展型である。

設計は先代までの6気筒と同じくマリック・タデックで、9.0の圧縮比とボッシュの機械式燃料噴射から330PS/5720rpmのパワーと40.1kgm/4500rpmのトルクを引き出した(実際は1970年よりアストンはパワーとトルクの数値を公表しなくなったため推定値)。ギアボックスはZF製の5速MTが標準で、クライスラー製3速ATがオプションであった。シャシー関係はDBSと共通だが、6気筒版ではオプションだったパワーステアリングが標準装備された。外観上はワイアホイールに代わって履いた7Jのアロイホイール/GR70VR15タイアで識別できる。車重は140kg近く増えて1727kgとなったが、5.3リッターV8のパワーとトルクはそれを補って余りあり、パフォーマンスは大幅に向上した。

こうして1970年代に向けての準備を終えたアストンだったが、その直後にデイヴィド・ブラウン傘下のトラクター部門の不振から経営危機に陥り、1972年初めには25年間君臨したデイヴィド・ブラウンはアストン・マーティンを去った。以後、アストンのマークから彼の名は消え、車名からもDBのイニシャルが外された(1993年にDB7で復活)。DBSの名を持ったV8モデルは1972年までに405台が造られた。
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