今月の名車列伝(2009年8月)

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「名車列伝」8月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2009年8月は、パワー炸裂! 世界のV8モデル特集をお送りします。

大型車やスポーツカーの心臓として長年親しまれてきた、8気筒エンジン。8月は、なかでもDOHCのV8ユニットを積んだ世界の名車を紹介いたします。
1954 ENASA Z-102/1960 マセラーティ 5000GT/1978 アストン・マーティン ヴァンテージ/1986 フェラーリ 328GTB/GTS/1990 トヨタ セルシオ/

Q45_200.jpg
種類:ガソリン4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:直列/気筒数:8/排気量:4494cc/最高出力:280ps/6000rpm/最大トルク:40.8kgm/4000rpm/電子制御燃料噴射:―/キャブレター数:―/過給装置:―

今月の一台

日産インフィニティQ45

北米マーケットでの高級車販売チャンネル、“インフィニティ”でトップモデルに据えられた4.5リッターV8エンジンを搭載するビッグサルーン。1985年の東京モーターショーで参考出品されたエクスペリメンタルカー、CUE-Xの生産型ともいえる。

1989年初頭にメイン市場の北米で先行デビュー、日本国内は同年11月に発売した。新鮮な印象を与えるグリルレスのフロントマスクは話題を呼んだが、やはり高級車市場には馴染まず、1993年のマイナーチェンジではダミーのグリルが追加された。

初期モデルのダッシュボードには、加賀の漆職人が手作りで製作したという蒔絵風のパネル“KOKON”がオプションで選択可能だった。エンジンはV8・4OHC32バルブという高度なもので、日本仕様で280psのハイパワーを発揮した。かねてから日産が全社一致で取り組んでいた901運動(1990年までに日産が世界で一番優れたハンドリングを持つことを目指した運動)の成果はこの大型サルーンでも生かされ、4輪マルチリンクが与えられた脚は、この種のモデルとしては異例に優れたハンドリングを誇る。

しかし、本来高級車に求められるべき静粛性やトータルバランスはライバルのレクサスLS400(日本名トヨタ・セルシオ)におよばず、個性的なスタイルも裏目に出て、販売面からは苦戦を強いられた。1996年にデビューした3代目シーマが、新たに北米でインフィニティQ45を名乗ることになると、この初代Q45は主役の座を明渡してフェードアウトしてゆく。
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