今月の名車列伝(2009年6月)

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「名車列伝」6月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

2009年6月は、6月だから(!?) 「直6エンジン」搭載車スペシャルをお送りします。

6月はストレートに、「直列6気筒」を特集! “絹のように滑らか”とも言われるエンジンを積んだ、往年の名車を日替わりで紹介します。
1935 アルファ・ロメオ 6C2300B/1951 ダイムラー・ベンツ 220/1961 ジャガー Eタイプ/1969 ニッサン スカイライン/1970 アストン・マーティン DBS/1983 BMW 320i(E30)/2000 双竜(サンヨン) チェアマン

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種類:ガソリン4サイクル/冷却方式:水冷/シリンダー配置:直列/気筒数:6/排気量:3801cc/最高出力:101ps/3600rpm/最大トルク:25.6kgm/1800rpm/燃料供給装置:キャブレター/キャブレター数:1/過給装置:―

今月の一台

1975 AMC ペーサー

ぺーサーは発表当時、ライバルたるシボレー・ヴェガやフォード・ピントとは比べものにならないほどに前衛的なスタイルとされたグレムリンの思想をさらに強め、サブコンパクトという括りさえも大幅に越えた革新的セダンである。
2540mm(100インチ)のホイールベースと4356mmの全長、それに1956mmというAMC社内でも最大の全幅が与えられ、アメリカ車の常識を大幅に打ち破る革新的なディメンションが完成した。

VWゴルフの大成功以来、ヨーロッパで流行していた2ボックス+リアハッチバックのボディ形状とされるが、ヨーロッパの先例とは異なり、駆動方式はコンべンショナルなFR方式が採用された。
エンジンは水冷直列6気筒OHVで3800cc(OPで4200cc)とされ、3速コラムMT、ないしはATと組み合わされた。

巨大な金魚鉢のようなグラスエリアが特徴的なボディは、現代の目で見ても充分にモダーンな革新的、かつ魅力的なものである。

1977年にはテールのみ延長、スペースユーティリティーを更に高めたエステートワゴンが登場する。

しかし、アメリカ車としては余りにも先進的だったコンセプトは同時に色褪せるのも早く、ビッグ3からヨーロッパの血統を引いた2ボックス車が出揃うと、ペーサーは急速に商品力を低下させていった。結局、1980年をもって生産を終えるが、アメリカ車の歴史に残るエポックメイキングな設計思想は、将来も永らく記憶に残り続けるに違いない。
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