今月の名車列伝(2006年10月)

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「名車列伝」10月のテーマ

世界中の名車をテーマごとに紹介する「日刊!名車列伝」は毎日更新。画像とスペックに加え、『mobileCG』独自の解説も必読です。さらに画像はすべて待ち受け画面として設定可能。毎日一台ずつ追加される画像もご期待ください。

10月は、「ご当地名車」を特集します。

アジアや南米、東欧諸国には、いったいどんなクルマが?
日本にいながら手に入る「輸入車」があれば、なかなか見ることすらできないクルマも、世界にはたくさん存在しました。
今月は、そんな「ご当地名車」をご紹介いたします。
1960 エンツマン 506 1200/1962 上海 上海/1965 ジル 111G/1965 ブラジンカ 4200GT/1999 セアト トレド……

pegaso_z102.jpg
種類 :ガソリン4サイクル/冷却方式 :水冷/シリンダー配置 :V型/気筒数 :8/排気量 :3178cc/最高出力:250ps以上/6500rpm/最大トルク:40.0kgm/3800rpm/燃料供給装置 :キャブレター/キャブレター数:4/過給装置:―

今月の一台

1954年 ペガソ Z-102

スペインの国策会社からスタート、主にトラックなどを生産していたE.N.A.S.A.が'48年に突然発表した稀代のスーパースポーツ。
かつてアルファ・ロメオで設計チームの責任者を務めたスペイン人設計者、ウィニフレード・リカルトが手がけた。
スペインのフランコ・ファシスト政権の国威誇示、産業振興を図ろうとした政策と、アルファ・ロメオ時代に犬猿の仲だったエンツォ・フェラーリに対するリカルトの対抗意識が合致、史上稀に見る超弩級スーパースポーツが実現してしまった。

V型8気筒4カムシャフトのエンジン、前後の重量配分の最適化を狙ったトランスアクスルのドライブトレーン、アルファ・ロメオ時代に試作・実験車“ガゼッラ”で試みたド・ディオン・アクスルなど、当時最新のグランプリマシーンの技術をそのままロードゴーイングスポーツカーに移植した凄まじいスーパースポーツである。
リカルトが抱いたフェラーリへの執拗なまでの対抗心はエクステリア/インテリアにも表われ、ボディを飾るエンブレムには純銀、シフトノブには本物の象牙が使用されるという、正に呆れるばかりの贅沢なモデルだった。

V8・4カムユニットは、当初2.5リットルでデビューしたが、その直後に2.8リットル、若干数ながら2.8リットル+スーパーチャージャなどのパワーアップが図られたのち、最終的には3.2リットルNAに進化を遂げた。
しかし、複雑すぎる構造でレースの成果も上がらない一方、ローリングシャシーの状態でもボディ付のR-Rシルバー・レイス2台分にも相当した高価格もあって商業的には失敗、結局伝説と化してしまった。
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